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自由論 (光文社古典新訳文庫)
 
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自由論 (光文社古典新訳文庫) (文庫)

ミル (著), 山岡 洋一 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

簡潔にして明解な訳で甦るイギリス経験論の白眉。「自由」の本質を理解するために。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ミル,ジョン・ウチュアート
1806‐1873。19世紀イギリスを代表する哲学者、経済学者。父、ジェームズ・ミルは有名な功利主義哲学者、歴史家。幼少時から父による厳格な教育を受け、ギリシャ語、ラテン語、論理学、経済学などを学ぶ。学校教育は受けていない。17歳から35年間、東インド会社に勤務し、専門職としての学者生活を一度も送ることはなかった

山岡 洋一
翻訳家。1949年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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86 人中、77人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本語のリズムを踏まえた名訳, 2006/12/17
By お気に召すまま (埼玉県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
哲学書の翻訳は読みにくい。内容がスッと頭に入るためには、関係代名詞を含むヨーロッパ語の直訳ではなく、主語と述語を乖離させない日本語のリズムにうまく乗る必要があるのに、そうでない訳が多いからだ。その点、山岡氏の新訳はまったく違う。昨今の日本には「戦後の日本は個人主義が行き過ぎた」という浅薄な「自由批判」が横行している。「自由と個人」の関係を深く考える為にも、今こそ『自由論』は読まれるべきだ。ミルのいわゆる「他者危害禁止則」の箇所を、旧訳と比べてみよう。

「この小論の目的は、じつに単純な原則を主張することにある。社会が個人に対して強制と管理という形で干渉するとき、そのために用いる手段が法律による刑罰という物理的な力であっても、世論による社会的な強制であっても、その干渉が正当かどうかを決める絶対的な原則を主張することにあるのだ。その原則はこうだ。・・・文明社会で個人に対して力を行使するのが正当だといえるのはただひとつ、他人に危害が及ぶのを防ぐことを目的とする場合だけである。」(山岡訳p27)
「この論文の目的は、用いられる手段が法律上の刑罰という物理的な力であるか、あるいは世論の精神的強制であるかいなかにかかわらず、およそ社会が強制や統制の形で個人と関係するしかたを絶対的に支配する資格のあるものとして一つの極めて単純な原理を主張することにある。その原理とは、・・・文明社会のどの成員に対してにせよ、彼の意思に反して権力を行使しても正当とされるための唯一の目的は、他の成員に及ぶ害の防止にあるというにある。」(岩波文庫訳p24)
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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 すばらしい翻訳, 2007/2/22
とにかく翻訳がすばらしいです。これから初めて自由論を読まれるなら、断然、本
書をお勧めします。

以前は、岩波文庫版が入手しやすい訳本でしたが、やはり自然な日本語ではないき
らいがありました。原書と比較すると分かるとおり、岩波版はとても忠実に一語一
語を訳しているのですが、そのせいで読みにくくなっていました。

しかし、本書では、比較的自然な日本語訳になっていますので、とても読みやすい
です。

もっとも、理想的なのは原書を読むことですし、それが困難なら、せめて原書と比
較しながら読むべきであることに変わりはありませんが…。

また、光文社版の訳者は、政治思想史の専門家ではないので、多少、訳に厳密さが
欠けているかもしれません。なので、その意味でも、詳しく読む場合は、原書と対
比して読むか、岩波版と比べながら読むのがいいと思います。
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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「自由」の価値を高らかに歌い上げつつ、それを制限する必要がある場合を明らかにした本, 2007/2/13
By パッション太郎 (東久留米市ってどーこか?) - レビューをすべて見る
光文社古典新約文庫は、町の小さな書店で「古典」を買うことができるようにした画期的な企画です。レーニンの「帝国主義論」とどちらしようか迷って買いましたが、訳が解りやすく、字が大きく行間が広くて読みやすく、感動しました。「自由」について基本的で重要なことをシンプルに訴えかけており、著者の「熱意」が伝わって、内容がするする頭に入っていくように感じます。ミルは「進歩をもたらす確実で永続的な源泉はただ一つ、自由であるp.158」等を根拠に、他人に危害を与えない限り、個々人の行動は自由を認められるべき.p.128と主張している訳ですが、特に「思想と言論の自由」を強く主張し、この著書の半分ほどをこれに関する記述に割いています。特に「他人の意見と比較検討して自分の意見の間違いを正し、不十分な点を補う作業を着実に続けていったとき、・・自分の意見を信じて行動するための安定した基盤を作る唯一の方法になる。p.52」という記述に感銘しました。勝ち得た「自由」を活かしていくには、このような紳士的な作業が必要になる訳ですね。そうした作業をしている人が、日本の知識人や政治家の中にどれだけいるのでしょうか。私も「自分の好む主張をしている人だけの話を聞く」という態度は改めようと思います。民主主義の根本である「自由」を考えるのに、全ての人に読んでもらいたい本です。訳の日本語にたまに「文章的におかしいな」と思われる点があるので、星一つ減ですが。
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投稿日: 2007/6/11 投稿者: θ

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投稿日: 2007/1/24 投稿者: J.G

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