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90 人中、81人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本語のリズムを踏まえた名訳,
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レビュー対象商品: 自由論 (光文社古典新訳文庫) (文庫)
哲学書の翻訳は読みにくい。内容がスッと頭に入るためには、関係代名詞を含むヨーロッパ語の直訳ではなく、主語と述語を乖離させない日本語のリズムにうまく乗る必要があるのに、そうでない訳が多いからだ。その点、山岡氏の新訳はまったく違う。昨今の日本には「戦後の日本は個人主義が行き過ぎた」という浅薄な「自由批判」が横行している。「自由と個人」の関係を深く考える為にも、今こそ『自由論』は読まれるべきだ。ミルのいわゆる「他者危害禁止則」の箇所を、旧訳と比べてみよう。「この小論の目的は、じつに単純な原則を主張することにある。社会が個人に対して強制と管理という形で干渉するとき、そのために用いる手段が法律による刑罰という物理的な力であっても、世論による社会的な強制であっても、その干渉が正当かどうかを決める絶対的な原則を主張することにあるのだ。その原則はこうだ。・・・文明社会で個人に対して力を行使するのが正当だといえるのはただひとつ、他人に危害が及ぶのを防ぐことを目的とする場合だけである。」(山岡訳p27) 「この論文の目的は、用いられる手段が法律上の刑罰という物理的な力であるか、あるいは世論の精神的強制であるかいなかにかかわらず、およそ社会が強制や統制の形で個人と関係するしかたを絶対的に支配する資格のあるものとして一つの極めて単純な原理を主張することにある。その原理とは、・・・文明社会のどの成員に対してにせよ、彼の意思に反して権力を行使しても正当とされるための唯一の目的は、他の成員に及ぶ害の防止にあるというにある。」(岩波文庫訳p24)
36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すばらしい翻訳,
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レビュー対象商品: 自由論 (光文社古典新訳文庫) (文庫)
とにかく翻訳がすばらしいです。これから初めて自由論を読まれるなら、断然、本書をお勧めします。 以前は、岩波文庫版が入手しやすい訳本でしたが、やはり自然な日本語ではないき らいがありました。原書と比較すると分かるとおり、岩波版はとても忠実に一語一 語を訳しているのですが、そのせいで読みにくくなっていました。 しかし、本書では、比較的自然な日本語訳になっていますので、とても読みやすい です。 もっとも、理想的なのは原書を読むことですし、それが困難なら、せめて原書と比 較しながら読むべきであることに変わりはありませんが…。 また、光文社版の訳者は、政治思想史の専門家ではないので、多少、訳に厳密さが 欠けているかもしれません。なので、その意味でも、詳しく読む場合は、原書と対 比して読むか、岩波版と比べながら読むのがいいと思います。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
レビューが変だ・・・,
By w "r" (埼) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 自由論 (まんがで読破) (文庫)
なぜか『まんがで読破』シリーズの自由論のレビューに、光文社文庫や岩波文庫のレビューが表示されてしまっている。ちなみに、私のレビューは『まんがで読破』シリーズの自由論です。
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