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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
精神の自由,
By
レビュー対象商品: 自由の哲学 (ちくま学芸文庫) (文庫)
人間は思考することができるが故に自由であることができる。我思う故に我ありという言葉の意味が少しわかった気がします。私にとっては、読むのにものすごく頭を使う本でしたが、なんだか頭が良くなった気がします。“成熟した人間は自分の欲するままに行動する。その行為は自らの倫理的直観の基準に従っている。また、自分の欲求の達成を人生の喜びであると感じている。道徳的態度とは、道徳意志(人間の本性)が自分の内部からおのずと生じてくるようにすること”だそうです。 内容はまだまだ完全に理解できませんが、なんとなく勇気の湧いてくる本でした。
29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思考と自由,
By 協力太郎 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 自由の哲学 (ちくま学芸文庫) (文庫)
前々世紀の遺物?である『自由の哲学』を読んで、21世紀になった今も、人間の「自由」の本質についての認識は、あまり進んでいないのではないかと思いました。さらに言えば、人類はこと「思考」ということに関して、行動主義的なアプローチと、観念論的あるいは言語論的なアプローチに引っ張られて、総体としては間違った方向に進んだのではないかと考えられます。それぞれのアプローチは、「思考」という営みに一部を説明することには成功しているでしょうが、かえってそのことで本質を隠蔽してしまっているのではないでしょうか?私たちが、人生のほとんどの時間を、過去の記憶や他者から与えられた理念によって埋め尽くし、自らまったく新しい思考をする機会がほとんどないことは、少し自分を振り返ってみれば分かることでしょう。そして、そこに「選択の自由」はあっても、本当の意味での「自由」がないこともお分かりになると思います。では、どうしたら私たちは「自由」になれるのか? シュタイナーは、その手がかりとして「思考」を挙げる一方で、私たちを「自由」に導くものとして「思考」を捉えなおそうとしているように見えます。それは単なる記憶の反応でもないし、抽象的な論理のつなぎ合わせでもないのです。では、いったいシュタイナーの言う「思考」とは何なのか? この本を読んで、思考錯誤してみてください。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
体験を伴う希有な本,
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レビュー対象商品: 自由の哲学 (ちくま学芸文庫) (文庫)
何回も読んで、シュタイナーの意図に気づいた時、とても感動しました。思考の世界へと導くシュタイナーの仕掛けに、はまってみてください。 ・・・加筆します 量の臨界から質の変化へのシフトつまり論理から直覚へ、プラトンが著作を通して意図したものが池田晶子さんのおっしゃる通りであるならば、自由の哲学でシュタイナーが意図した手法と同じだと思う。論理は「真理はこっちだ」と指差す指にすぎない。論理的思考にはもともと欠陥があるのだ。だがしかし、論理から思考の生まれる場所へのジャンプは、絶望的ながら不可能ではない。分かる人には分かる世界だ。 その場所に立てば認識と「ものそのもの」との断絶は元々ないと気づくのだ。 経験的思考が混じる前の、直感あるいは気づきとは、自由そのもので道徳的だという事をシュタイナーは経験的に知っていたが、論理の世界は存在そのものをポジティブに肯定する根拠を持たない。やっぱり何度も読んで、ジャンプするしかないのである。 それを意図した書き方なのだから・・・
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