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自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)
 
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自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書) [新書]

池田 潔
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 735 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ケンブリッジ、オックスフォードの両大学は、英国型紳士修業と結びついて世界的に有名だが、あまり知られていないその前過程のパブリック・スクールこそ、イギリス人の性格形成に基本的な重要性をもっている。若き日をそこに学んだ著者は、自由の精神が厳格な規律の中で見事に育くまれてゆく教育システムを、体験を通して興味深く描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池田 潔
1903‐1990年。リース・スクール卒業、ケムブリッヂ大学卒業、ハイデルベルグ大学に在学した。専攻は英文学、英語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 171ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1963/06)
  • ISBN-10: 4004121418
  • ISBN-13: 978-4004121411
  • 発売日: 1963/06
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
30年前、高校へ入学した時に教科書と一緒に強制的に買わされた。読みもせずにしばらく放ってあったが、偶然読み始めたらおもしろくて一気に読了した。

英国のエリート学校であるパブリックスクールでの生活を紹介した本である。英国の上流階級の教育理念がよくわかる。中に挿入されているエピソードがそれぞれすばらしい。

蝶の採集に出かけた師弟が出先で第一次大戦の勃発のニュースを聞き、その足で従軍志願する。二人が途中の郵便局でそれぞれの家に事情を説明する手紙を書きながら師が弟をそっとみると肩がわずかに震えている。その後一度だけ前線の塹壕で出会ったとき、弟の顔にはすでに少年の面影はなかった。結局弟は帰らず、師は片足を失って帰還する。弟の戦死を聞いた時、師は「英国に自転車が二台無駄になった」とやせ我慢を言う。

全編に流れる基調は「ノブレスオブリージュ」。平素優遇されている貴族階級は、国家の危機に際して先頭に立って死地に赴くのを当然とする考えである。古き良き英国の雰囲気を伝える好著である。人が生きてゆくのになにを大切にしなければならないかをわたしはこの本から教えられた。

これから世に出る若い人にぜひ読んでもらいたい一冊。

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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By renqing
けだし、この書は以下の引用2文に尽きている。

服従の精神
「その行為自体の善悪が問題なのではない。ある特定の条件にある特定の人間が、ある行為をして善いか悪いかはすでに決まっていて、好む好まないを問わずその人間をしてこの決定に服せめる力が規律である。そしてすべての規律には、これを作る人間と守る人間があり、規律を守るべき人間がその是非を論ずることは許されないのである。」p.61

自由の保障(小泉信三の言)
「かく厳格なる教育が、それによって期するところは何であるか。それは正邪の観念を明にし、正を正とし邪を邪としてはばからぬ道徳的勇気を養ひ、各人がかかる勇気を持つところにそこに始めて真の自由の保障がある所以を教えることに在ると思ふ。」p.89
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By benkeiu VINE™ メンバー
自由を謳歌するには規律が絶対的な必要条件になる、という厳然たる定理を教えてくれる本です。本書が書かれたのは終戦直後の1949年、今もパブリック・スクールは相変わらずこのような禁欲的な、インテグリティを重んずる人間を育てているのだろうか、と疑問に思いつつ、まるで別世界のお話のように楽しめました。

特に、著者が英語の個人教授を受けている間に起きたエピソードはまるで、それだけで一編の短編小説のような鮮やかな展開です。よき師に出会うことの僥倖を感じさせてくれます。

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