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自由とは何か (講談社現代新書)
 
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自由とは何か (講談社現代新書) [新書]

佐伯 啓思
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

イラク問題、経済構造改革論議、酒鬼薔薇事件…現代社会の病理に迫る!
「個人の自由」は、本当に人間の本質なのか?
現代の自由の問題をさまざまな視点から問い直す!
●イラク人質事件と奇妙な「自己責任論」
●アメリカのイラク攻撃が示した「自由」のディレンマ
●バーリンの「自由論」の意味
●ムーアの倫理学と相対主義
●現代の「自由」と情緒主義
●なぜリベラリズムは力を持たないのか
●偶然性を排除して出てくる「個人」
●「値する」ということ
●「自由」というニヒリズム
●「自由」の背後にある「義」というもの
●「自由のパラドックス」を乗り越えるために

内容(「BOOK」データベースより)

「個人の自由」は、本当に人間の本質なのか?イラク問題、経済構造改革論議、酒鬼薔薇事件…現代社会の病理に迫る。

登録情報

  • 新書: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/11/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061497499
  • ISBN-13: 978-4061497498
  • 発売日: 2004/11/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 151,695位 (本のベストセラーを見る)
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31 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:新書
リベラリズムの自由論がディレンマに陥っている、と前半は論理的に解き明かす。後半はそれを超える「共同体」の論理を問題提起する。
イラク人質事件の自己責任論、アメリカのイラク攻撃、経済構造改革論、酒鬼薔薇事件、援助交際といったトピックを取り上げつつ、カント、バーリン(彼の「消極的自由」を著者は擁護している)、オルテガ、ムーア、ケインズ(ケンブリッジスクールの欺瞞を批判するという意味で)、ウィトゲンシュタイン、ハイデッガーなどの理論を紹介しつつリベラリズムの自由論の陥穽を指摘する。
確かに大きなテーマではあり、自由論の入門編を意図しているのだろうが、内容を詰め込みすぎていて、各章の議論への踏み込みが甘い気がする。例えばウィトゲンシュタインが前期から後期へ転回することを積極的に評価するものの、「これ以上この方向で議論を追ってゆくことはやめよう」と盛り上がったところで終わる。このような例が多い。
<第6章「自由」と「義」>に至っては、本当に問題提起だけで、やや内容はもの足りない。例えばハイデッガーの「死に対する自由」が「人間の本来性への回帰」を促すことは重要なテーマであるが、それがナチズムと結びつき、ファシズムの理論的バックボーンになったという事実からは議論は回避している。単純なファシズム忌避ではなく、自由とファシズムという大きなテーマに切り込んでほしかった。
ただし、「自由論」を考える問題提起の新書としては、内容は非常に充実している。本書をきっかけに、古典をひも解くきっかけにしたい。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書についての評価は分かれるだろう。低く評価する人は、おそらく、本書自体というよりも、本書の論旨が一部抜粋され悪用される可能性を危惧しているに違いない。

 その可能性は否定はできないものの、それは本書を低く評価をする理由にはならない。本書は、自由について筆者が自分の頭で一つ一つロジックを積み立てており、すんなりと読者の頭に到達する。

 自分も含めて、自由、リベラリズムという概念に居心地の悪さを感じてきた人は多いだろう。そういう人たちが自由について深く考えるきっかけとなる名著である。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
自由と言っても時代によってその意味するところは変わる。
現代のリベラリストが唱える「自由」も人類普遍の権利というわけではなく、
ひとつのイデオロギーであり、その思想には暗黙の前提がある。
近代的「自由」の系譜をたどりながら、リベラリストの依って立つ前提を取り出して見せる著者の論は極めて明晰であり、
リベラリストの唱える「自由」の危うさを顕かにしている。

ただ最後の2章に限っては、やや粗雑な感は否めず、それまでの内容が素晴らしいだけに少しもったいない。
イデオロギーに対して新しい価値観を提示する必要はなく、
問題とする思想の足元を射抜くだけで充分であり、本書はそれに成功している。
リベラストを自認する人は「善」や「義」という著者の表現(いずれも通常の意味で用いられていないことは言うまでもない)
に情緒的に反応するのではなく、是非とも論理的に反論して頂きたい。
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投稿日: 2005/8/15 投稿者: 七海光一
わかりやすさを心がけて書かれているようです
... 続きを読む
投稿日: 2005/6/11 投稿者: 楡岡
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... 続きを読む
投稿日: 2005/1/4 投稿者: ビン・ラーディン
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