物足らない。といっても悪い意味では無い。
自然エネルギーの最前線に関わる人、15人の寄稿で構成されている。それぞれの分野の今を知ることができる。ただ、本書は327pと分厚いが、15人寄稿しているので、ひとりずつのパートは、かなり短いと感じた。これが物足りなさへとつながる。ただ一方、その内容への好奇心は高まる。寄稿者の何人かは別に専門書を出している。飯田哲也氏「北欧エネルギーデモクラシー」熊崎実氏「木質バイオマス発電への期待」正田剛氏「風力発電マニュアル20005」。こちらを読まれることをおすすめしたい。
なお、この本は、初心者向けでは無い。かなり専門性の深い内容にもふれている。ある程度、自然エネルギーやエネルギー問題に関わっている人向けだと思うので、購入の際は注意されたい。
その点では、初心者向けエントリーレベルの同書があると良いと感じた。
本書を通じて感じたのは、自然エネルギーは、地域のエネルギーであり、市民のエネルギーであるという点だろう。そういった面をより強調して推進していくべきだと感じた。
また、今の自然エネルギー業界に必要なのは、ファイナンスと市民参加。これが重要になってくると強く感じた。
やや消化不良な感もあるのだが、自然エネルギーへの期待を込めて★5つとした