オーストリアのナチュラリストで
自然と調和する技術エコ・テクノロジーを考案した技術者…
第一次世界大戦の煽りで 正規の学問を受けられず
アルプスで森林監視員として働いているときに
偶然目にしたマスが川を遡上していく動きに着想を得て
水の特質を観察することで
自然が使う内波(implosion爆縮)的な作用を通じ
従来の発電機の127倍ものエネルギーを引き出す方法をつかむ
1937年には音速の約4倍1290'b/秒の水力を誇る 内波エンジンを開発
戦争でエネルギー問題の危機に直面していたドイツ軍への協力を強要され
ヨーロッパが終戦を迎える直前に 彼のいた研究チームは「空飛ぶ円盤」を打ち上げ
三分間で硬度1500'bまで上昇し 時速2200'`を達成した
ドイツの敗戦後 彼の技術を理解できなかった連合国は
「原子力エネルギー」の研究をしないことで 彼を釈放した
……とまあ読み始めたばかりの本です
水にとりつかれた男とでもいいましょうか
専門的なところもあって手強い内容ですが 読み始めたら止まりません
水を観察し そこからエネルギーを取り出す考え方や技術は
身の回りにあるエネルギーを生み出す水力・火力・原子力の技術からは
まったく想像がつきません
それ以上に驚かされるのは
洞察力の優れていたシャウベルガーが
早くから地球環境の危機について警鐘をならしていたことです
彼は生前 批判や弾圧を受け異端視扱いされていましたし
ざっとした経歴だけでは「とんでも」系かと勘違いされそうですが
優れた着想と奥深い考えを持っていた人物でした
地球環境が彼の推論通りの道をたどっているいま
180度違う角度から自然を観てみると
人も地球に生かされているんだなぁと 謙虚に考えさせられます