さて、自治体が危機と言われて久しい。しかし、どこが危機なんだと言うと、議
員や役人からははっきりした答えが出てこない。なぜなら、一言では表現できな
いほど危機だから、そして、しがらみがあるから、というのが真実だろう。
市民は自ら自治体について調べ、学ばなければ騙される。
本書は市民が自ら学び、分析し、行動できるように構成されている。
まず、危機のアウトラインを示すとともに、水道会計や国民健康保険、職員退職
金と退職手当債などの個別の問題点についてじっくりと解説した。この部分だけ
でも地方議会に出馬する新人の参考書として、あるいは自治体の危機について興
味を持つ市民の入門書として、類を見ないほど充実している。
さらに、「どこでどう調べるか(掲載されているサイトまで具体的に示した)」
「どう分析するか」「どう行動するか」を具体的に示している。
自治体について調べるという作業はインターネットの発達で身近になった。そし
て、分析の作業はさほど難しいものではない。
さらに、監査請求や陳情、請願などはお金がかからず、手間も知れているため、
もっと活用されていい。また、行動に参考になる団体も紹介している。
本書を見れば、明日から自治体に対するアクションを起こすことができる。
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