1ページの文字数が多いちくま新書で約250ページあるので、記述内容は多く読みごたえがある。
本書は全5章から成るが、1章・2章はそれぞれ小沢一郎、小泉純一郎をとりあげており、自民党の一党支配が揺るぎつつあった時期に彼らがどのような役割を果たしたのかを記述している。そして、第3章から第5章は自民党システムについて分析し、その「終焉」について記述している。
私は本書を読んで、「なるほどそんな経緯だったのか」というふうに知識を整理することができた部分が多く、とてもためになった。日々の新聞記事ではあまり意識しないことでも、中期的な観点からみればそんな流れがあったのかと、明確に理解できることがあります。
本書はそんなタイプの本であり、有益な本と言えます。
しかし、その反面、「簡単なことでも、わざわざ、もってまわった難しい表現をしており疲れる」、「同じような内容があちこちで何度も出てくる」と思ったことも事実。
もっとシンプルな表現であれば、さらに良い本になったのかも知れません。