20XX年急増する自殺者の医療費や社会復帰支援費用を支えきれなくなった
日本政府はある制度をはじめる・・・。
主人公の『セイ』は自殺常習者で何度も自殺を繰り返していた。
ある日運ばれた病院で医師に『生きる権利』を放棄する書類を渡される。
『これで楽になれる』そう思って眠りについた彼が目を覚ますと
そこは見知らぬ島。周りには同じ自殺常習者達。そして立て札にはこう
書かれていた。
『あなた方は日本国のあらゆる権利を有さず義務を負わない。』
そこはこう呼ばれる・・・『自殺島』
日々多くの人が自殺していくなかセイ達は生きるため共同生活を始める。
決して生きたいわけではない。死にたくないわけでもない。
『死ねない』
だから生きるしかない。
まだ1巻なので『こういう話です』と断定することはできないですが
たぶん原始生活のなか『生とは何か』サバイバルしながら考える話です。
しかしあくまで人間は現代人。島は原始と現代が混ざり合った世界で
そこでも外の世界と同じような困難が待っています。
たぶんこの作品は人によって好みが分かれます。
『死にたい奴はさっさと死ねよ』とか『命を無駄にするなんて許せない』
とかすぐ思う人はおそらく読んでもあまり面白くないでしょう。
自分の弱さを認めつつ、悩み、少しずつ前に進んでいくような主人公が
好きな人なら楽しめると思います。とりあえず同作者の作品
『ホーリーランド』の格闘以外も好きって言う人なら楽しめると思います。