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51 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
死ねないのなら生きるしかない。,
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レビュー対象商品: 自殺島 1 (ジェッツコミックス) (コミック)
20XX年急増する自殺者の医療費や社会復帰支援費用を支えきれなくなった日本政府はある制度をはじめる・・・。 主人公の『セイ』は自殺常習者で何度も自殺を繰り返していた。 ある日運ばれた病院で医師に『生きる権利』を放棄する書類を渡される。 『これで楽になれる』そう思って眠りについた彼が目を覚ますと そこは見知らぬ島。周りには同じ自殺常習者達。そして立て札にはこう 書かれていた。 『あなた方は日本国のあらゆる権利を有さず義務を負わない。』 そこはこう呼ばれる・・・『自殺島』 日々多くの人が自殺していくなかセイ達は生きるため共同生活を始める。 決して生きたいわけではない。死にたくないわけでもない。 『死ねない』 だから生きるしかない。 まだ1巻なので『こういう話です』と断定することはできないですが たぶん原始生活のなか『生とは何か』サバイバルしながら考える話です。 しかしあくまで人間は現代人。島は原始と現代が混ざり合った世界で そこでも外の世界と同じような困難が待っています。 たぶんこの作品は人によって好みが分かれます。 『死にたい奴はさっさと死ねよ』とか『命を無駄にするなんて許せない』 とかすぐ思う人はおそらく読んでもあまり面白くないでしょう。 自分の弱さを認めつつ、悩み、少しずつ前に進んでいくような主人公が 好きな人なら楽しめると思います。とりあえず同作者の作品 『ホーリーランド』の格闘以外も好きって言う人なら楽しめると思います。
45 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
よくよく考えてみれば理に叶っているかもしれない方法,
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レビュー対象商品: 自殺島 1 (ジェッツコミックス) (コミック)
ちょうどこの「自殺島」を読む前に、小野田寛郎さんの「たった一人の三十年戦争」という本を読んだ。 この小野田さんという人は、旧日本軍のゲリラ戦の専門家だった方である。 太平洋戦争に日本が負けたことを信じず(ゲリラ戦に入る前の最後の命令で、終戦は敵の謀略であると上官から厳命されていた)、銃を手に終戦後、何と三十年間にも渡ってフィリピンのルバング島で生き延びた人物だ。 彼がようやく終戦のことをはっきりと理解し、降伏に応じて戦後日本へ帰還してから感じた一文が印象的だった。 『私は戦場での30年、「生きる」意味を真剣に考えた。 戦前、人々は「命を惜しむな」と教えられ、死を覚悟して生きた。 戦後、日本は「命を惜しまなければならない」社会となった。 何かを「命がけ」でやることを否定してしまった。 だが、死を意識しないことで「生きる」ことをも、 日本人はおろそかにするようになったのではないか・・・』 この自殺島の主人公は、「楽に死にたい」とは思っても、 死に対して必死になっているわけではない。 あくまで消極的な意味で「死にたい」と言っている人物だ。 彼は島で他の自殺志願者たちが醜く、苦痛に満ちた自殺をしていくことに嫌悪感のようなものを感じる。 そして、食べることさえ満足にできない「死と隣合わせの世界」を目の当たりにして、人生で初めて「必死」になるのである。 現代の、豊かさに埋もれて感じることのない「死」という存在。 現代では、どんなことでも死はいけないことのように言われるが、 実は生を感じ、生命の尊さを学びとるのに実は必須の存在なのではないだろうか。 変な宗教よりも、単純かつ純粋な「生」を感じる場として、この自殺島のような大自然は、生きることに絶望した人間に厳しくも何かを訴えかけることができるのかもしれないと思いました。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
リアリティを感じるサバイバルものの作品として楽しめる,
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レビュー対象商品: 自殺島 1 (ジェッツコミックス) (コミック)
何度も自殺を試みた者たちをとある島へ集め、法律やモラルの及ばない中でサバイバルしていく話。 生きるも死ぬも自由だが、社会の支えも秩序もない状況に置かれたら おそらくこういうことになるだろうという展開がリアルでよい。 なんとか生きようと決心したところで、 便利なアイテムやインフラに慣れた現代人が実際にサバイバルに挑んだら せいぜいこのぐらいのことしかできないな、という納得の内容が多く、 自分ならどう行動したいかを考えながら読める。 「ホーリーランド」でも魅力だった作者によるマニアックな知識説明も健在。 リアリティを感じるサバイバルものの作品として楽しめる。 何のセットもせずただ伸びただけという髪型のキャラクターが多く、 同一人物かどうか見分けにくいのが残念。
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