村上ポンタ秀一の自伝。自伝に収まらず、秀逸な70年代からの日本ロック史となっております。私がポンタ氏を初めて観たのは、本書にも記載されていた横国大での泉谷しげるのライブです。タイマーズの衝撃は客席でつぶれそうになって見ていた私にも伝わってきました。泉谷のライブは十年以上経った今でも「国旗〜」等脳裏に焼きついています。本書を読んで鮮明に浮かんできました。ボ・ガンボスや山口富士夫等、豪華な面子での学際でした。
いろんな意味でフラットな著者のスタンスに触れることで読み進めることができます。日本ロック史に興味がある人必読です。また読み物としても完成度が高く、その濃密な人生に心打たれること必至です。