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自己愛(わがまま)化する仕事―メランコからナルシスへ
 
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自己愛(わがまま)化する仕事―メランコからナルシスへ [単行本]

大野 正和
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本の職場の病理は、過労死やうつ病から自己愛的なパワハラや軽症うつ病へと形を変えてきている。いまや、まじめで責任感の強いタイプよりも自己中心的で他者の視線に敏感な人々が、職場の主流を占めるようになった。かつての日本的経営は、他人を思いやる利他的行動に支えられていたが、現代の自己愛は利己的・他罰的な傾向を強め、職場の雰囲気そのものが変化しつつある。この傾向が、能力主義から成果主義への移行の深層にあった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大野 正和
1959年、兵庫県宝塚市生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科博士課程修了、経営学博士。専攻は、日本的経営論、臨床産業心理学。近畿大学、大阪経済法科大学、仁愛大学などで教授するかたわら、社会福祉団体でアドバイザーの任にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 219ページ
  • 出版社: 労働調査会 (2010/02)
  • ISBN-10: 4863191154
  • ISBN-13: 978-4863191150
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
生きにくい、働きにくい世の中になった、と感じる私は、著者の言う「メランコ仕事倫理」(メランコ=メランコリー)の持ち主なのだろうか?それとも。。

日本社会・日本的経営を支えてきた「メランコ仕事倫理」的心性を持つ身には厳しい時代である。とりわけバブル期以降、職場の協調性が崩れるに伴い、彼らは孤立化を余儀なくされ、最悪の場合、過労死や自死への道を辿る。

一方、90年代後半以降、成果主義の高まりと共に「ナルシス仕事倫理」(ナルシス=ナルシシズム)的心性が台頭し、その代表として、ホリエモンに代表されるヒルズ族と、一見すると同類とは思えない「ひきこもり」の若者を対置する。

この一対をなす「メランコ」と「ナルシス」について、前者の考察に関しては事例・考察も多く、合点がいくのだが、後者に関しては
例えば個人の生育暦や、パーソナリティ障害の問題など、複雑化した現代社会に対応するには、更なる深耕が必要かも知れない。

請謁ながら、今後の著者の次回作に期待したい。
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By こういちろう VINE™ メンバー
形式:単行本
どんな精神科医にも、どんな臨床心理士にも書き得なかった、驚くべき「越境領域性」を秘めた、稀に見る名著。

内海建著:「うつ病新時代―双極2型障害という病 (精神科医からのメッセージ)と」並び、私がこの1年間に読んだ類書の中でダントツに評価したい傑作である。

これは単なる「過労死」についての本でも「うつ」や「自殺」や「職場のメンタルヘルス」についての本でもない!! 安易に要約してご紹介できる水準を遥かに凌駕している。

きっと、次回作では更に進化した内容をお書きになることは間違いないかと思います。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
4年以上の沈黙を破って登場した新著です。
この間に、日本の経済・政治・労働は激変しました。
それでも、それをマルクス的な「土台」の構造に還元したくないのです。
かといって、「心理主義」に屈服するつもりもありません。
そもそも、日本的な「思いやり」の精神が失われているなんて、保守陣営ならだれでも言っていますよね。
わたしが主張したかったのは、その思いやりは従来の日本的経営に適合的であり、それの深層にあったということ。
思いやりがなくなったから日本的経営が衰退したのか!?
日本の新自由主義化が思いやりを葬り去ったのか。
そして、わたしはこの「思いやり」精神を復活すべきだなどと主張しません。
すくなくとも、「日本的経営」と「思いやり」がいかに親和的であったかを、冷静に分析します。
それがどうして「わがまま化」するのか。
むしろ、この本は問いの出発点なのです。
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