25年前ごろでしょうか この本に、
田中コミマサさんに出会ったのは。
風間完さんの装丁の角川文庫版です。
この小説は、私の「規範」になっています。
一言では言えない 重たさと軽さを感じる
内容でした。
当時村上春樹さんの小説に夢中になり、
主人公の「ためいき」が乗り移り、シニックな
態度を自分自身取っていた時期でした。
そんな態度を、「滑稽」に思わせて
くれた小説でもあります。
それからというもの、田中コミマサさんの
本は、訳本も含めて、ずーと本屋、古本屋で
見つけては買って読み続けています。
この夏も、AAフェアーの訳本を立て続け
に読み返しましたが、面白い!!!。
カント節、など一連哲学「本」も好きですが
小説「ベトナム王女」やエッセイ「ワインの涙はそら涙」
旺文社文庫も大好きです。
この「自動巻き時計」に感電した人は
コミマサさんとの交流のあった
吉行淳之介さん「猫ふんじゃった」、
色川武大「怪しい来客簿」もお薦めです。
他にも コミマサさんが「自動巻き時計」の
初稿を小島信夫さんに読んで頂いた「くだり」
をエッセイで読みましたが、もう、何て言って
良いか、、。「文学」への憧憬が募ります。