明治から昭和の初期までの、
戦争を中心にした混乱期生きた女性たちのストーリーが掲載されている。
新書であるのでフィクションではなく、
事実を追いかけた作品である。
とは言えドラマティックなストーリーが並ぶ。
特に最後の李香蘭は感動した。
戦争の暴力的な空気の中、
日本と中国の間で自らの存在自体が引き裂かれていく。
虚飾もあればリアルな感情の相克もあり、
ドラマ以上にドラティックだと思う。
どれ一つとっても、
宮尾富美子の長編並みの女の生涯が語られている。
(やっぱり新書なのでシンプルなのだけれど)
どれかをフィクションにしていただきたいなあと。