■本書をお勧めしたい方
・企業で組織変革・組織開発を担当する企画や人事の担当者
・コーチングやファシリテーション、ワークショップといった組織開発の技法と、その企業での実践に関心がある方
・組織の理不尽な問題、不合理な問題に悩むすべての組織人
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
組織、この摩訶不思議なもの,
By winterman (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 自分を立てなおす対話 (単行本)
この本を手に取ろうとする多くの皆さんはおそらく多かれ少なかれ組織のもつ不条理さに翻弄され その一方で手放しきれない思いを感じた体験があるのでは ないでしょうか。 私も社会人になってから、20年ほど一つの組織に所属してきて、 このような思いを感じてきました。この本では、「組織改革」の 単なる手法としての「コーチング」ではなく、組織にまつわる 「痛み」や「憤り」などの思いとどのように共に歩み、躓き、 そして乗り越えてきたのか、著者の生の体験と現場の声が溢れています。 さて、その組織への「痛み」や「憤り」などの気持ちはどこから訪れるのでしょう? どんな組織であれ、そこに所属する限り、その組織の目指すものと 合致する成果をあげるということが組織人の至上命題です。 しかし、組織のそれと自分自身の人生の目指すものが 必ずしもきれいな同心円のように重ならない、そのジレンマに 多くの人は悩むのだと思います。 そんな時に「自分を立て直す」対話が必要だ、とこの本は説きます。 しかも、それは1人ではなく、「対話」、すなわち同じ組織の中の 人と人の関わりがあって、初めて自分という存在の「中心」と 組織の「中心」をすり合わせることが成り立つのだ、と。 もし、この本のエッセンスを自分なりに詩的に表現するならば 組織に関わってきた全ての人の思いへの「鎮魂歌」(レクイエム)で あり、その思いが適切な形で悼まれたならば、その思いは 組織の再生へと昇華する、と言ってくれているように感じました。 組織への「痛み」と「悼み」を持ちながら、希望を失っていない 全ての人にお勧めしたい一冊です。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
言葉の重み,
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レビュー対象商品: 自分を立てなおす対話 (単行本)
日本におけるコーチングの普及、組織開発の最前線を担ってきた著者の待望の単著。自身でも組織で働くことの葛藤を経験している著者が、十数年をかけ、理不尽な問題、葛藤を抱える個人、組織と向き合い、ひたむきに、企業や教育現場での実践を重ねてきた記録には、真の言葉の重みがある。ブームになった米国発のコーチングという手法が、現場での試行錯誤を経て磨かれ、日本の企業の中では、こういう形で息づき、実践されていたのかということが、豊富な事例を通して、ライブで伝わってくる。米国発の手法紹介や、単なるスキル本ではないこと、すべて、現場実践の中から生まれてきた智慧であることに、深い共感を覚える。著者やセッション参加者の真摯な語りと智慧に触れることは、いま自分自身を立てなおしたいと思っている個人にも、その個人を生かしたいと思う組織人にも、勇気を与えるのではないだろうか。残念なのは、実際の組織マネジメントに関する記述が少ないこと。今回は組織で働く個人にフォーカスされていたが、次回はマネジメントの切り口での著作を期待したい。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本に出会えたことを幸せに思う。,
By まく☆彡 (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 自分を立てなおす対話 (単行本)
ひさしぶりに「本を読んだ!」。良い文章に出あったとき、最後の数ページ、めくる手を思わず止めてしまうような、そんな本だと書くと「へっ?」と思われるかも知れない。それがこの本の凄いところだと思う。「問題を解決しようとしない。問題でなくすればよい。」 単に問題解決手法をたらたらと述べた本ではない。 ともすれば問題解決のみにフォーカシングしてしまい、結果を出せずにいらつく毎日。チームワークや助け合いの大事さを思いながら、となりの席の仲間にもメールで意思をつたえる毎日。矛盾、葛藤、理不尽さ、孤独感、疎外感…etc。本音を出せずに悶々とする日々。 そんな日々の中で、この本に出会えたことを幸せに思う。
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