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自分を知り、自分を変える―適応的無意識の心理学
 
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自分を知り、自分を変える―適応的無意識の心理学 [単行本]

ティモシー ウィルソン , 村田 光二
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商品の説明

内容紹介

心理学では自分で知ることのできる自分は意識できるかぎりの自分に過ぎず、人間の行動の大部分は意識では知ることのできない適応のメカニズム=適応的無意識に支えられていると言っています。ではこの適応のメカニズムの働きは何か。日常場面の実例や臨床例の研究によってその性質と作用を明らかにし、内なるこの無意識の力に気づくことによって私たちは自己理解を深め、世界に向かってより積極的、創造的に自己を変えていくことができることを力強く説いた本です。

内容(「BOOK」データベースより)

心理学が発見した新しい心の領野、適応的無意識のはたらきとは。

登録情報

  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: 新曜社 (2005/5/20)
  • ISBN-10: 4788509466
  • ISBN-13: 978-4788509467
  • 発売日: 2005/5/20
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 潜在意識を科学する。, 2009/4/9
レビュー対象商品: 自分を知り、自分を変える―適応的無意識の心理学 (単行本)
自己啓発本・成功本でよく取り上げられている「潜在意識」を科学した本と言える。(本書では「潜在意識」ではなく「適応的無意識」という用語になっているが)

まったく根拠・証明を示さずに、とにかく「潜在意識」をうまく働かすことができれば「成功する。金持ちになる。異性にもてる。」と説く自己啓発本・成功本とは違って、本書のすごいところは数々の事例・事実や心理学実験に基づいて「適応的無意識」について論じているところである。例えば自己啓発本・成功本でよくお目にかかるせりふ「潜在意識へ働きかける時は否定形を使ってはならない。」と同じことが本書にも書かれている、すなわち「敵が負ける」というような二語組み合さればプラスになる言葉が「適応的無意識」には「敵」「負ける」という一つ一つの言葉に反応してしまいマイナス反応を示すというのだが、これは実験結果によるものである。

また自己啓発本・成功本ではすばらしい働きをすることになっている「潜在意識」であるが、そのマイナス面にも多くの部分がさかれている、例えば差別感情を本人が意識には持っていなくても「適応的無意識」が持っている場合があり(実験結果による証拠を示してある)、意識していないのでそれを直すのは非常に困難であることが書かれている。

後面白かったのは「適応的無意識」へは我々の意識はアクセス不可能であること、またこの「適応的無意識」によって、なぜそのような感情が生じるのかという理由を内観などでは知ることができないという部分。それどころか内観は有害ですらあるというである、なぜならば我々の意識は本当の理由とは別な理由を勝手に作りあげてしまい、その間違った理由とそれ以前の感情が一致しないので、どのように感じるかという気持ちの方を変化させてしまう、そしてその気持ちは本来の気持ちとは違うので最終的には後悔することになってしまうというのである。ウィルソン先生によると「私の直感によればそのトピックスに知識がないであれば、そのように感じる理由を分析しない方がよい。」そうである。ただし、まったくの直感で決めろといっているわけではなく「まったくの直感と情報による直感を区別すること」「情報にもとづいた直感を生み出すのに十分なだけの情報を集めること、ただしそれによって生じた感情を分析してはならない。」だそうである。

本書の最終章にも失礼ながら笑ってしまった。「小さな一歩一歩が大きな変化を導くことがある。そして、誰もが、こうなりたいと思う人のように振る舞う能力を持っているのだ。」「良いことをすれば良い人間になる。」「自分について考えすぎるかわりに、自分の行動を変化させよ」「習慣的で非意識的な望ましい反応パターンを作るためには実践、実践、実践することである。」だそうである。これだけ読むとよくある自己啓発本・成功本と同じである、しかし本書を読めば深く深く納得できるのである。

最後に私は心理学を学んだことがない一般人である。どなたか心理学をちゃんと学ばれた方がこの素晴らしい本にふさわしいもっとまともなレビューをされることを望む。
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