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自分を生ききる―日本のがん医療と死生観
 
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自分を生ききる―日本のがん医療と死生観 [単行本]

中川 恵一 , 養老 孟司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

がんが増えています。10年後には、2人に1人ががんで死亡すると予想されています。そして、がんになった方のおよそ半数が数年で命を落としています。まさに国民病です。しかし、 現代の日本は「自分は死なない」ということが前提の社会です。「死」は日常にも、人々の意識のなかにもありません。このことが、延命中心のがん医療につながっています。 
本書では、日本人のからだと精神のあり方に迫ってきた、養老孟司東大医学部名誉教授と、養老氏の東大医学部の教え子で、東大病院でがん治療と緩和ケアを実践している中川恵一医師が、日本人とその社会のあり方、日本のがん治療の問題点を多面的に語ります。すべての日本人にとって、もっとも大事な、「人生、社会、医療」という大きなテーマを、深く鋭く、しかし、わかりやすく、ときにユーモアをまじえ、分析しています。

内容(「BOOK」データベースより)

BSジャパンで好評を博した番組『自分を生ききる』を元に、日本のがん治療・緩和ケアの現状と「どう生きるか、どう死ぬか」を考えていきます。

登録情報

  • 単行本: 159ページ
  • 出版社: 小学館 (2005/07)
  • ISBN-10: 409387557X
  • ISBN-13: 978-4093875578
  • 発売日: 2005/07
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者や養老先生がおっしゃるように、私たちは病気というものに対して受け身の姿勢が強すぎるのではないかと感じました。受け身・・・すなわち運命のような受け取り方であって、こうして受け取ること事態、すでに自分の人生に責任を感じる「生命力」の欠如の表れなのではないでしょうか。

本書に述べられている「自分」の捉えかた、インフォームドコンセントの活用の仕方、がん告知の受け止め方・・・人間は一様ではないと思いますが、しっかり命に刻み込むように勉強させてもらいました。

こうした環境・健康に関わる勉強をしておりますので、よく「がん宣告」を受けた方からご相談を承ることがあります。大抵「手術ができないから抗がん剤」治療を勧められていらっしゃるのですが、実際放射線治療のできる医師が少なく、機械の導入も思うようにはかどっていないというのが現実のようですね。

素晴らしい本と出合わせていただき、感謝しております。

私は脊髄小脳変性症と診断され、著者が述べるように「残された人生を自分らしく有効に」生きる毎日を与えられたと思っています。この病気は余命を告知されるものではありませんが、不自由な体で余生を送るという厳しさがあります。おかげさまで人生観がコロッと変わり、現在の人生が与えられたことを感謝しているほどです。

あまり長生きもできないのでしょうが、「がんで死ぬ」のも悪くないと思います。抗がん剤のように痛みや苦しみがないのであれば、有力な選択肢だと思います。なにしろ2人に1人はがんで死ぬ時代なのですから、治療を選び、生き方を選ぶときが来たのではないかと感じました。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 源氏 トップ1000レビュアー
形式:単行本
日本人の2人に1人が癌で死ぬ時代が間もなくやってくる。癌は加齢現象だから、それだけ日本人は長生きということ。人は必ず死ぬのに、いつまでも元気なのが当たり前だという、勘違いな死生観を持った人だらけである。医療者も然り。

欧米では、癌患者の6割が、標準治療として放射線治療を受けるが、日本では3割で、遅れている。手術のよい適応であった胃がんは、冷蔵庫の普及により激減した。今後は痛くないし機能や美容を損なわない放射線治療の時代が間違いなくやってくる。手術と同等の成績の癌も多い。しかし日本の放射線治療医は450人しかおらず、あまりにも足りなすぎる。

癌は再発した場合、基本的に治癒はあり得ないため、世間の癌治療は、成績を争うあまり初期治療にしか力を入れていない。本来医療的ケアが必要なのは、より苦しみの多いそちらの人々のはず。放射線治療は、そうした末期な人々にも疼痛緩和などの観点で役立つ。

私は死ぬときは、癌で死にたい。人に見せられないものを処分する時間的猶予があるから。

・・・ということが、各章で繰り返し述べられている。つまり、何が言いたいかというと、好きな章をひとつだけ読めば効率がいい。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
養老孟司先生の名著「死の壁」や本書の帯で日野原先生も書いておられるように、現代の日本は、「死を忘れた国」です。がんの患者が「死なないつもりで」治療をつけていることが、がん治療に大きな影響を与えていると著者は指摘します。重いテーマですが、お二人の文章は軽やかで、知的なユーモアもあり、一気に読めました。がんのデータもわかりやすく、とても勉強にもなります。もう一度読み直してみます。
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納得できない
放射線治療はそんなに副作用がない、と書かれていますが
副作用があるのならそれも書くべき。
投稿日: 9か月前 投稿者: kayocchi
タイトルと中身が違う
「自分を生ききる」、ガンが再発転移した私にはぴったりの本と思われた。藁にもすがる思いで大きな期待を持って読み進んだ。しかし、読んでも読んでも「自分を生ききる」こと... 続きを読む
投稿日: 2010/2/7 投稿者: arajin
人生の哲学書
たいへん読みやすく書かれており、通読するのも容易です。一般の人が読んでも、興味を引く内容だと思いますが、とりわけ、癌患者であるなら一読しておくと、プラス思考で人生... 続きを読む
投稿日: 2005/9/11 投稿者: ssttssjp2
わかりやすく、かつ、深みのある「死生観」の本
癌・死という重いテーマですが、それに自らが潰されることなく最後まで生きて行くことは勿論のこと、死に自分が直面していない(と思いこんでいる)今を充実して生きて行くこ... 続きを読む
投稿日: 2005/7/25
わかりやすくて、かつ、深みのある「死生観」の本
癌・死という重いテーマですが、それに自らが潰されることなく最後まで生きて行くことは勿論のこと、死に自分が直面していない(と思いこんでいる)今を充実して生きて行くこ... 続きを読む
投稿日: 2005/7/25
引きこもりがちな猛暑の活力に!
暑くなってきて外に出歩かなくなった祖母のために何か本を買ってあげようと思いプレゼントしてみました。内容的にちょっと不安はあったのですが、癌家系なのは祖母も重々承知... 続きを読む
投稿日: 2005/7/22 投稿者: "iron2005"
読んだ後、チカラをもらえた
養老先生の本に興味があったので拝読させていただきました。今回はさらに養老先生の後輩の中川恵一先生との共著ということで、新鮮な気持ちで読み進めていきました。この本を... 続きを読む
投稿日: 2005/7/18 投稿者: s.k
重いテーマだが、楽しい語り
人には寿命があり、いつか死ぬという重いテーマを、文化論として、また、がん治療の立場から、鋭く、ときにユーモラスに語っています。養老先生と、東大病院のがん専門医との... 続きを読む
投稿日: 2005/7/18 投稿者: "やまのりさん"
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