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自分を好きになる方法 単行本 – 2013/7/26


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

16歳のランチタイム、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、47歳のクリスマス、3歳のお昼寝時間、63歳の何も起こらない一日…ささやかな孤独と願いを抱いて生きる女性の一生を「6日間」で描く、新境地長篇小説!

著者について

本谷 有希子
本谷有希子(もとや・ゆきこ)
1979年生まれ。2000年、「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』により第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』により第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年には『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞を受賞。他の著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『あの子の考えることは変』『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』など多数。

登録情報

  • 単行本: 194ページ
  • 出版社: 講談社 (2013/7/26)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062184559
  • ISBN-13: 978-4062184557
  • 発売日: 2013/7/26
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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24 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 INAVI トップ100レビュアーVINE メンバー 投稿日 2013/8/15
形式: 単行本
本作は、リンデという女性の6つの一日を各々短編で綴ったもので、連作集ではなく「長編」と位置付けられている。
各々の一日は、16歳、28歳、34歳、47歳、3歳、63歳と、ほぼ年齢順になっており、3歳が5番目というか、最も年齢差のある47歳と63歳の間に置かれたことは、非常に効果的な構成を創り出してる。

非常に雑駁にいえば「嫌われ松子の一生」的な要素が少なからずあるのだが、松子がクロニクルであり大河小説的な骨格を持つのに対して、本作は60年以上の人生の断片を切り出す形でリンデという女性を描き出していくものであり、似て異なるものといえる。

過去の本谷作品の多くでは、突拍子もない登場人物のキャラや言動というのが、作品を動かしていた感がある。これに対し、本作においてリンデはごく普通の平凡な女性として描かれるところから始まっている。16歳や28歳での彼女のエピソードには、同世代女性ならずとも心の小さな痛みを共有させられるような機微を巧みに揺さぶるものが続く。
しかし、そうしたリンデの印象は、章を追うごとに変わっていく。いや、その言い方は適切ではないのかもしれない。私は、途中で自分とリンデは違うと思うに至ったが、最後までリンデと自分を切り離せない読者もいるだろう。47歳と63歳のリンデを結ぶ一つの小物−宅配便の不在連絡票−は作品全
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 elsur 投稿日 2014/7/10
形式: 単行本
えぐいっ!えぐすぎる!

本谷さんが書く普通っぽい小説は、其処此処に嫌な自分の姿を垣間見せられるとてつもなくエグい小説でした。
天下一品の「痛い女の子」描写力で普通の女性を描くとこうなるんだな。恐ろしい...。

あと付けであろう『自分を好きになる方法』とういうタイトルに込められた想いは、この本を読んで、リンデのことを可愛いと思えた瞬間にやってくるのかもしれない。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 村田 繭子 投稿日 2014/8/1
形式: 単行本
他者不要でつつがなく生涯を終えることのできる人というのは、います。
リンデもその一人でしょう。
勁いとか、人間嫌いとか、孤独が好きとかいうのとは、ちょっと違うんですよね。
人間、嫌いじゃないんです。
あたたかいコニュニケーションを思い描いたりはするんです。
でも本当には必要としていない…。
老後の独居生活に必要なのは、不在票を置いていく宅配便の若者くらいでちょうどいい。
それ以上の存在じゃこまるんです、きっと…。

この作品が読み終わって胸を打つのは、
共同体の外で、共同幻想など持たなくても人生を送れる現代社会に生きている私たちには、
誰しも内部に大なり小なりそういう要素を抱えて生きているからなのだと思います。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 him トップ500レビュアー 投稿日 2014/5/27
形式: 単行本
本谷有希子の小説の主人公はいつも自意識過剰な女の子である。
16歳のリンデは、学校で一人になるのが怖くて気の合わない友達と退屈な会話をしている。
28歳のリンデは、恋人に嫌われるのが怖くて、いつもびくびくしている。
34歳のリンデは、結婚していて、まだ周囲の目を気にしている。
47歳のリンデは、離婚して自由になったつもりで、いまだ友人や新しい出会いに期待している自分に気づく。
63歳のリンデは、老いて自意識から解放されつつあり、もしかすると幸福なのかもしれない。
本谷有希子が描くのは、いつだって自分の自意識に苦しめられる女性だったが、本作では救いにまで筆を進めているように見える。
いつもの痛さはありながらも、心地の良い読後感が新鮮だった。
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12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 相模原のオーベルシュタイン 投稿日 2013/9/29
形式: 単行本
誰もが抱くが、実現することは稀な願望「自分に相応しい相手がきっと現れる」をテーマに、主人公の人生が描かれる。還暦を迎えても諦めきれない彼女は、ついにはその希望の人物を見ず知らずの配達人に投影して喜びを得てしまう。この描写に、おかしさと切なさと悲しさを感じた。
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