自分のことが書かれている気がして、読んでいて正直気分が悪くなった。
私自身は、いつも周囲の目を気にしすぎたり、感情表現を抑制、消極的安全志向をしてしまう人間である。それをこの本と出合うまでは“性格”という生まれ持って備わった決して変えることのできないものと考えていた。
子供の頃のぼんやりとした記憶だけでは自分の心のルーツ(行動理念や思考の土台となっているもの)が何なのか私には分からなかったし、子供の頃の意識しなかった心の環境が大人になってもここまで影響を及ぼしているとは思わなかった。
かといって、過ぎたことを知っても無駄になる訳ではない。
今まで自分の行動がどういう心理に基づいたものであり、それが子供の頃のどういう心の環境下であったがため、作られたのか知ることだけでも随分モヤモヤが消えたし、自分という人間は変えていくことができると気づかされた。
決して楽なことではないが自分を変えるため、というより本来の姿になるため、これから徐々に取り組んで行かなければならないことが少しずつ見えてくるようにもなった。
目に見えない部分が占めるものというのは決して無視することができない。
自分自身に何か違和感を感じている人は是非とも一度読んで欲しい。