「感動した」「涙が止まらなかった」「奇跡」というネットでの感想がとても多く、また結構大々的に宣伝、キャンペーンもされていましたので、私の中で期待が膨らみ過ぎてしまったのもあるとは思うのですが・・。
確かに著者の奇跡的な体験にこうした形で出会えたことは良かったのですが、本としては「伝えたいことが何なのか」がタイトルから受けた印象と違い、そこに戸惑いを覚えてしまいました。
奥様が「良くて植物人間」という状態から奇跡的に回復され、その後二人三脚で健康を取り戻していく、その中で感じられた、得られた体験からの氣付きとその道のりなど、夫婦の中で生まれた大切なことを伝えたいということがこの本の趣旨だとばかり思っていたのですが、中盤から突然「学ぶ」ことの大切さがメインになってしまいました。
「学び」と「行動を起こすこと」の大切さは分かるのですがですが、後半がほとんど奥様とのこと、この家族に起こったことに触れられていないため、全体として伝えたいことが何なのかが薄まってしまい、その他の学習法や自己啓発本と同様の内容になってしまった印象があったのが残念です。
読後は前半で一冊、後半で一冊の別々の薄い本を読んだような物足りなさを感じました。
悪い本だとは思いません。実際に感銘を受けた言葉もありました。ただ、あまり期待を膨らませすぎずに読まれることをオススメします。