登録情報
|
伊丹十三氏は81年に岸田秀とともに心理学がテーマの雑誌「モノンクル」を創刊しました。そのモノンクルの記事を文庫化したのがこの「自分たちよ!」という本です。しかしモノンクルはあっという間に廃刊になってしまったそうです。ちなみにモノンクルとは「僕のおじさん」という意味だとか。
とても読み応えのある雑誌のようです、、というか雑誌を文庫化したものなのですが。
内容はマスターベーションは同性愛か異性愛か?自分の赤ん坊か汚くてさわれず熱湯のおしぼりで拭く母親。旗を中心とした黒沢明論。など。
わずか250ページの間に二段組、三段組となった文章、漫画が盛りだくさん。
印象に残ったのは「岸田さんなら悩みを解決してくれると言われた」という人に「僕は人の病気を悪くするのが趣味でね」と答えるところ。もう一つは自分の子供が汚いと言って熱湯のおしぼりで赤ん坊を拭く母親を「彼女の家族に対する支配とか攻撃とかいうものが不潔恐怖と言うことで正当化されてるんじゃないかな」というところです
面白いエッセイ、作り込まれた濃い本を読みたいという方におすすめです
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|