他のレビューを見れば、この本は内容は比較的的確であることが分かっていただけると思います。
私は大学で講義も2つほど過去に受けましたが、自信のない人、寂しがり屋な人など、内向的なタイプの人の性質と環境を的確に指摘しています。
ただ、加藤先生の本を何冊も読めば分かると思いますが
・タイトルによって多少切り口が多少違うが内容が大体同じ
・どうすればよいか、解決策が書かれていない
という傾向に気付くかと思います。
言っていることが同じというのは、自然であると思います。考えを作っていく上で、自分の立ち位置を定めることは大事です。同じ立ち位置から、同じ様な性質を持った人たちを解説するわけですから、自ずと同じ内容になります。
解決策が書いていないのも仕方ないと思います。なぜなら、人の育った環境や人間関係やスキルといったものは人それぞれ違います。この人の本には「母なるものをもった母に育てられなかった」という文章がよく出てきますが、「母なるものを持たない母」が1000人いれば1000人違う「母なるものを持たない母」がいます。
この先生の本の解説がすべて私に当てはまるわけではありません。
あらゆる読者を想定した本である以上、安易に「こうすればよい!」と答えを与えるのは、逆に親切とは思えません。どうしても、解決策がほしいならば、私はカウンセラーに相談に行くとか、そういう方法しかないでしょう。
この先生の別の著書には、自分のその問題点を克服するのは「非常に辛い」と書いています。等身大の自分を見つめ、殻を破り、失敗を積み重ねていくしかないのではないんでしょうか。
自分自身の根本的な問題点を知ることができる加藤先生の本は、いろいろ種類があって困りますが、1冊だけでも買って読んでみる価値はあると思います。