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臨死体験〈下〉 (文春文庫)
 
 

臨死体験〈下〉 (文春文庫) [文庫]

立花 隆
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

眩い光、暗いトンネル、亡き人々との再会──死に臨んで人が体験する不思議なイメージの世界を極限まで追究。大反響を呼んだ大著

内容(「BOOK」データベースより)

科学はどこまで臨死体験の核心に迫りうるのか。生物学者や神経学者は、様々な実験や仮説によってそのメカニズムの解明に挑み、成果をあげてきた。しかし、なお謎は残る。蘇生した人々はなぜ、本来、知るはずのない事実を知ってしまうのだろうか…。構想、取材、執筆に五年。発表と同時に大反響を呼んだ著者渾身の大著。

登録情報

  • 文庫: 526ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/03)
  • ISBN-10: 4167330105
  • ISBN-13: 978-4167330101
  • 発売日: 2000/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
臨死体験について、その研究の始まりから現在の状況まで非常に良くわかるおもしろい読み物だと思います。参考文献もたくさん挙げられていて読んでみたい本がたくさんありました。

ただ、後半の「現実体験説」か「脳内現象説」かを追求していくところの、著者の判断や論考には問題があるように思いました。著者は個人的には「脳内現象説」を信じているそうですが、論考自体にその影響がでてしまっていて、データを公正に判断していないと思いました。「現実体験説」の証拠は異様に厳しく検証するのに、万に一つ起こるかどうかもわからないような「脳内現象説」の説明は簡単に受け入れてしまうのはどうかと思います。

下巻の最後に「現実体験説の様々な矛盾」として、
1.臨死体験に個人差、文化による差がありすぎる。
2.突然場面転換するのはおかしい。
4.まだ生きている人に会うのはおかしい。
などが挙げられていますが、
肉体を離れた魂が経験することを現在の科学の常識で判断して、在り得ないこととするのは無意味だと思います。
また、「脳内現象説」を信じる理由として、「現実体験説は立証が不十分」だからとしていますが、「脳内現象説」は脳の機能自体がまだ謎だらけで「脳内現象説」の立証など全く見通しが立たないことを考えると偏った判断と思わざるを得ません。

これだけ調査に時間をかけて、参考文献も大量に扱っているのに、最後の論考が納得のいくものでなかったのは残念でした。立花氏はライターであって学者ではないので、論考に精密さが欠けるのも仕方がないのかも知れません。週刊誌の読み物として楽しく読めることは間違いありません。全体的には、これから臨死体験関連の文献を読んでみたり、死や人間の存在について考えてみるきっかけになる非常に良い本だと思います。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
臨死体験で起きる超常現象を唯物論者は、脳科学で解明しようとしています。脳死体験は、人種によって体験談に文化的差異が発生していることや再現が困難であること、客観的証拠がないことなど、言わば科学的な立証が成り立ちません。そこで、脳科学者が臨死体験の謎に迫る実験を試み反駁をしています。下巻は、上巻での臨死体験二言論に対し還元論に軸足を置いた内容になっています。立花さんは、還元論の立場にいるとしながらも、脳科学だけでは説明がつかない事例もある、というお考えのようです。超常現象、超能力といったものに対しての個人の考え方が大きく作用してくるテーマですが、それを人間とは何か?という視点で見たのが、この作品であると思います。多くの人は、科学的にものを見、考えると思います。それでも、不思議なこと、奇跡の出来事に触れると、神秘性を感じます。宇宙的にものを考えますと、神秘性の方が強くなってきます。このテーマは、現在の争点を知るまでで、どちらが正しいといえるものではないようです。唯一つ言える事は、臨死体験を経験した人は、死ぬことが怖くなくなり、生きることの喜びを感じるようになったと言います。宇宙飛行士にも地球を外から見て同じようなことを感じた方がおられるようです。また、宗教の神聖な部分と繋がっているようにも思えます。死生観を考えさせてくれる作品でした。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今わの際 2006/2/16
By まさ
形式:文庫
臨死体験に真っ向勝負した好著。

 私の父も臨死体験者で、光のトンネルを「蛾」になって飛んでいたそうだが、ひき帰したら生き返った(心臓手術)。

 それまで、臨死体験なんて・・・と思っていた。

 どう結論づけるか、期待しながら読み進んだが、最後はあれっという感じ。

 ただ、祖母はもだえ苦しんで死んだ。現世に思いがあると、ほんわかした臨死は望めないみたい。

 よく生きることは、よく死ぬことだと実感した。

 ともかく、読む価値はじゅうぶんあります。
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