小児神経科医・神経内科医なら必ず読んだことがある『臨床のための筋病理』もついに第4版になりました.今までの版と同様,この本を開くと,筋疾患の臨床・病理に関する知りたいことをすぐに調べることができます.第3版が出版されて以降のここ10年の進歩が第4版には取り入れられていますが,第3版までと同じく,美しい写真やわかりやすい図と共にまとめられており,この本を通じて埜中先生から筋疾患について直接学ばせていただいているようです.
埜中先生はこの本をお一人で書き上げられ,長年の研鑽の成果がつぎ込まれています.この本は単に筋疾患について学べるだけではなく,非常に興味深い読み物になっており,臨場感が感じられます.また,ところどころにちりばめられたコラムには埜中先生の患者さんへの思いが満ち溢れています.学生・研修医の頃,第2版・第3版を繰り返し読んで筋疾患について勉強しましたが,第4版を読んでみると,今も勉強しなければならないことばかりであることを意識します.
何度読んでも得るところが多い名著です.