高血圧・糖尿病血管合併症・再生医学・抗加齢医学などが専門の医師・教授により書かれた本である。
主に、体内ミトコンドリアに焦点が当てられている。病気や老いに抗する方法があるとすれば、たった一つ、ミトコンドリアを生き生きとさせることである、としている。
ミトコンドリアの80%は筋肉にあるので、運動することがミトコンドリアを活性化し、その結果、全身の臓器にエネルギーがみなぎり、太く長く生きられる、と主張する。ちょいきつめの運動がよいという。
他に、メタボリックドミノ(メタボリックシンドロームが、様々な症状を次から次へと誘発する様をドミノ現象になぞらえメタボリックドミノと著者が名づけた)・健康長寿・カロリー制限・腹八分目・長寿遺伝子・時計遺伝子・メタボリックメモリー・etcが説明されている。
この本には、実証となる疫学調査や臨床試験データの図が全くない点と、動物実験の結果を、そのままヒトに適用している点が気になるが、それらの点については、推論として読めば参考になると思われる。