ひどい腰痛できもと先生を受診した経験者です。
1度の診察で、以来、ほぼ腰痛は解消しました。これは事実です。
まずはこんこんと人間のからだがいかに腰痛を引き起こしやすい仕組みになっているかを説かれます。
ヒトが直立二足歩行を始めた時から、腰痛が起こるのは必然である。それを知った上で、自分自身で腰痛が起こらないカラダにするのだと、P32あたりの動かせ方を実際に診察室で教えていただきました。
普通、腰痛で困った患者は、「医者にみせれば治してくれる」と思ってわらをもつかむ気持ちで受診するものですが、「自分で治す」という逆転の発想に驚かされます。でも、正直救われる思いでもありました。だって、治そうと思えば自分で治せるなんてhappyじゃないですか。それだけで気が楽になりました。
ただ、きもと先生はそれを来る患者さん全てに説明しなければいけない(笑)
それはそれは大変だったと思います。なので1冊にまとめられた意図が実に明快でした。
「痛み」がストレスや不安と直結しているというところも、つい最近、手の腱鞘炎で困った経験者としては“ガッテン!”したい部分です。
医師としての知識や経験を平たく語り、的確にそのメカニズムを解説しつつ、さらには自分で治す気持ちにさせる。「爆笑筋三兄弟」とかユニークなネーミングも披露されていますが、その語り口は至って真面目で、決して面白おかしく書いていないところも好感度アップ。そういう意味で「医は仁術なり」が貫かれた優しい本です。
表紙のイラストだけ見ると「おじさん向き」(?)っぽいですが、女性に嬉しい「美しい立ち方、歩き方」を指南しているページもあります。
ともあれ、本当に痛くてわらをもつかみたい方、ぜひ読んでみてください。