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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
う〜む、解説困難なこの妙〜なカタルシスはなに?,
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レビュー対象商品: 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD] (DVD)
主人公が妹に「私を褒める言葉を100個(?)並べて皆の前で叫べ」といびるシーンがあって、当然のことながら妹はじきにつまってしまうのですが、 逆に罵る言葉だったら、傲慢、自己チュウ、うぬぼれ、勘違い・・・きり無く溢れ出てきそうなくらいの 嫌な女をサトエリが見事に演じきっています。そんな嫌なやつに妹も兄嫁も そして一見屈強そうな兄までも惨めなまでにひれ伏す不条理なストーリーと生々しい描写に 途中で少し気分が悪くなったりもしましたが、ラストシーンではいいようのないすがすがしさに 包まれました。でもそれは服従するばかりだった妹が奇跡の大逆転をしたからといったものでもないのですね。 うーん、どう言ったらいいのかわからないのがじれったいのですが、 とにかく暗澹たる気分が続いたあとなせいもあって、なんかやたら気持ちよかったのですね・・・。 それがブラックユーモアってもんなのさ、なんてわかったふうなこと言われたって納得はできないので、 不思議なカタルシスについてはもう少し自分なりに分析してまた書き込もうと思います。 サトエリの怪演以外にも、兄・長瀬正敏の情けなさっぷりや、皆さん絶賛の兄嫁・永作博美の 単純なマゾなんかとは微妙に異なる超自虐キャラ、妹・佐津川愛美の何でも面白がってしまう 奇妙な性格とか、とにかくやたらめったらコテコテでしつこいのですが、ぐいぐい引き込まれ てしまい、いつもは何度も休憩をはさみながら鑑賞する私も最後まで一気に見てしまいました。 少し前にこの吉田監督の手になるショートムービー(男の子はみんな飛行機がすき)を 見たときには、ダメだこのカントク・・・なんてつい思っちゃいましたが、この映画を見て 考えを改めました。次回作がとても楽しみです。
31 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高にムカつく映画,
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レビュー対象商品: 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD] (DVD)
ここまでムカつくとかえって清々しいかもしれないです。ムカつく姉貴、シスコン兄貴、言いなりのお嫁さん。 何もが馬鹿らしい。馬鹿らしいのに、愛しい家族。 歪んだ世界が癖になる。 陰気な妹が観客の代わりに、全部を切っていく。 才能のない姉、才能のある妹。 『お姉ちゃんは最高に面白いよ』 おどろおどろしくても目が離せない。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
不安定な2時間がゾクゾクさせる。パワーある映画。,
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レビュー対象商品: 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ [DVD] (DVD)
まず冒頭から血糊ベッタリの展開にビックリさせられる。基本的にはこの嫌な感触のまま、2時間が走り抜ける映画で、昨今にはない魅力にあふれている。登場人物のすべてがどこかおかしい、というのも不安定感に輪をかけるのだが、特に佐藤江梨子と佐津川愛美の関係は芝居だとわかっていてもドキドキした。なぜ澄伽(佐藤)は妹の清深(佐津川)をあんなにジメジメといじめるのか。中盤までは澄伽の暴走ぶりばかりが目立つが、実はコトの発端は清深にあったりするので、最後まで目が離せない。風呂場での熱湯いじめなどはホラー映画かと思ってしまうぞ(笑)。また永瀬正敏演じる宍道が澄伽に頭が上がらない理由や、宍道の嫁・待子(永作博美)と関係を持たない理由に至っては、金田一シリーズのような謎解きで、これまたビックリさせられる。とにかくわけのわからない脚本で(誉めてます)、他に類を見ない作品だと思う。もっと笑える映画かと思っていたが、ブラックな笑い満載で不安定さに拍車がかかるし。携帯も通じない山奥の話というのも閉塞感たっぷりで、突っ走る2時間を堪能してほしい。パワーある作品です。
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