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腐敗性物質 (講談社文芸文庫)
 
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腐敗性物質 (講談社文芸文庫) [文庫]

田村 隆一 , 平出 隆
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

《一篇の詩が生れるためには、/われわれは殺さなければならない/多くのものを殺さなければならない/多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ》(「四千の日と夜」)現代文明への鋭い危機意識を23の詩に結晶化させて戦後の出発を告げた第一詩集『四千の日と夜』完全収録。『言葉のない世界』『奴隷の歓び』表題詩「腐敗性物質」他戦後詩を代表する詩人田村隆一の文庫版自撰詩集。

内容(「BOOK」データベースより)

現代文明への鋭い危機意識を二十三の詩に結晶化させて戦後の出発を告げた第一詩集『四千の日と夜』完全収録。『言葉のない世界』『奴隷の歓び』表題詩「腐敗性物質」他戦後詩を代表する詩人田村隆一の文庫版自撰詩集。

登録情報

  • 文庫: 268ページ
  • 出版社: 講談社 (1997/4/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061975633
  • ISBN-13: 978-4061975637
  • 発売日: 1997/4/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 296,447位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
『四千の日と夜』『言葉のない世界』『緑の思想』と初期三冊の詩集に長篇詩「腐敗性物質」「恐怖の研究」、後期の詩集から『奴隷の歓び』を収録。田村隆一の詩業の中でも最も重要な部分のみを抽出した好編集。田村隆一入門として最適な一冊。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
筆者は1923(大正12)年に生まれた方でありながら、今の我々に通じる普遍的な現代詩を作り上げた。

いわゆる難解な言葉ではなく、「渋谷のパルコ通り」なんていう平易でリアリティあふれる身近な言葉で詩を書いているから、普段詩を読まない方でも楽しめるはずだ。

「おれは<物>だから/詩そのものだ/おれの言葉は所有権者どもの言葉ではない/おれはおれの言葉だけで生きてきた」

わかりやすく卑近な表現を使っているけれども、ユニークで毒を含んだ社会へのメッセージもあり、自己の内面への厳しい洞察もある。

ぜひこの自選詩集をまず読んでほしい。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
日本戦後詩 2003/3/21
By カスタマー
形式:文庫
「一篇の詩が生まれるために、われわれは殺さなければならない 多くのものを殺さなければならない 多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ」という有名な句、そして「言葉なんかおぼえるんじゃなかった 言葉のない世界 意味が意味にならない世界に生きていたらどんなによかったか」「はじめに膝から折れるように地について彼は倒れた、駆け寄ってきた人たちのなかでちょうど私くらいの年ごろの青年が思わずこんな具合に呟いた「美しい顔だ それに悪いことに世界を花にごとく信じている!」」等、作品中に散りばめられたこれらの言葉の数々。アジア太平洋戦争後の瓦礫の中で産声を上げた日本戦後詩はその後あまりというかほとんど発展せず停滞したままであるが、その出発点にこの田村隆一なる人物が存在していたという事実によって辛うじて「日本戦後詩」というジャンルが成り立っていると言えるのではないだろうか。俗っぽい表現になってしまうけれど読んでいて時に痛快で時に落ち込み、また面白いと感じられる貴重な詩集である。
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