新聞記者が自分の立場を最大限利用して、
もっとも優秀な治療者によって安全に脳動脈瘤クリップ術をしてもらったという、
一般人をうらやましがらせるだけに書いたとしか思えない本。
普通の外科医ならこの難しい部位の手術は後遺症残ったのでは・・・。
しかも何らかの圧力があったのかこの本の改訂前の
「いのちの聖域―未破裂脳動脈瘤てんまつ記」でのネガティブな情報がかなり消えている。
もし、あえて前野氏の本を読むなら
改訂前の「いのちの聖域―未破裂脳動脈瘤てんまつ記」の方がおすすめだが、
情報が古いので(そう、この本の元ネタは1990年初頭の手術なのだ)、
結局両方を読まないといけなくなってしまう。
また、未破裂脳動脈瘤を俯瞰する際
山口研一郎氏の「脳ドックは安全か」「脳受難の時代」も併読すべきだが、
こちらはネガティブ情報の宝庫(と言うか反対派、それでも★4つくらいだが)なので
患者本人が読むには注意が必要である。