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この本の素晴らしいところは、上記の防止策が具体的(実際に脳を活性化するのに効果的な計算問題を羅列してあるので、理論を知った後に、問題集などを買いに走る必要もないし、また見当違いのトレーニングをする可能性も低い)で、尚且つ個人の脳の劣化状態も、定量的に分かる(回答するタイムなどで相対比較の上で計測が可能)ところではないでしょうか。
一人ではなく、数人で比較しながら毎日進めていくと楽しく継続できそうです。素晴らしく良くできた本であると感心しております。ただ、欲をいうのならば、もう少し解説ページがたくさんあってもいいかと思います。恐らく著者は、別冊で出版されているので、そちらを買うようにということで割愛されているのでしょうが。
使ってみての感想ですが、これはリハビリテーションやダイエットのように、ある種の治療を目的として使うのが良いと思います。言いかえると、「どうも頭の働きが鈍いな」と感じ始めた人が使えば良いのであって、現役の社会人や真面目に勉強をしている学生には必ずしも必要ではないということです。まあ、後者にも薦められるのは確かですが。
繰り返しになりますが、この本が提供するメニューは、トレーニングというよりはリハビリテーションや軽いエクササイズに近いでしょう。スポーツジムには、健康維持・回復を目的として軽いメニューを行う人がいます。一方で毎日ハードなメニューをこなすセミプロ級の人もいます。スポーツ施設は、そのどちらをも対象にしていることがあると思いますが、この本もそれと同じです。ですから裏を返せば、アスリート級を目指す人には少々物足りないのではないでしょうか。
記録の方は、私の場合、初回が1分25秒で、1分5秒まで伸びました。「60秒の壁」というものの存在を感じています。
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