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脳は奇跡を起こす
 
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脳は奇跡を起こす [単行本]

ノーマン ドイジ , Norman Doidge
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人生の奇跡は脳のなかで起きている。人間の脳はみずから変化する―この革命的な発見は、私たちに何をもたらしたのか?本書では、「脳の可塑性」という概念をわかりやすく解説すると共に、この 革命的な発見によって脳機能の再生を果たした患者の実例や、それに大きく貢献した研究者たちを紹介する。

  • 平衡感覚を失ってまっすぐ歩けなくなった女性
  • 半 身不随の脳卒中患者
  • 学習障害者
  • ネットポルノ中毒の男たち…
彼らがいかに従来の脳科学の「常識」をくつがえし、奇跡の回復をとげたか。脳の新しい可能性を提示し、勇気と希望をあたえる書。

人間の脳には、神経細胞と神経細胞の結びつきを変化させることでその働きを更新していく「可塑性」と呼ばれる驚くべき能力が備わっていることが明らかにされている。『脳は奇跡を起こす』(原題The Brain That Changes Itself)は、精神科医ノーマン・ドイジが人間の脳の可塑性の持つ偉大な可能性を探った印象的かつ野心的な本である。人間は変わりうる存在であるということを、具体的な科学的事実に基づいて私たちに伝えてくれるすぐれた啓蒙書となっている。本書にも紹介されているように、かつて脳はすでにできあがってしまっている機械のようなものだと思われていた。とりわけ、大人の脳は、がっちりと組み上げられてしまっていて、もうそれ以上変化する余地がないものと考えられていた。しかし、そのような考え方は間違っていることが、様々な研究から明らかにされている。『脳は奇跡を起こす』で紹介されている事例は劇的である。舌からの刺激を通して、平衡感覚を司る脳の部位が活性化し、ふらつかないで歩けるようになる。学習障害者が、訓練によって弱点を克服する。脳卒中からの科学の「常識」を覆す回復。もはや存在しないはずの失われた手が痛む「幻肢痛」を「鏡の箱」を用いた「手術」によって取り除く画期的な方法。「まさかそのようなことが」と驚くような事例が次々と紹介される。脳が持っている可塑性という素晴らしい力の全貌を、私たちはまだ理解していないのである。
本書の最も大切なメッセージは、可塑性を通して脳を大きく変えるきっかけとなるのは、本人の意欲、それに周囲の人の愛だということだろう。「変わりたい」と強く願って努力すること、周囲の人がそれをサポートすることで、脳の可塑性が活かされる。前向きに生きようという精神力こそが、システムとしての脳の潜在的可能性を引き出す。
私たちは安心して人生という海を泳いでいっていい。脳の中に潜む限りない「可塑性」が私たちの挑戦を支えてくれるはずだ。必要なのは、より良く生きようという「意欲」なのである。
茂木健一郎(脳科学者)本書解説より抜粋

内容(「BOOK」データベースより)

人生の奇跡は脳のなかで起きている。失われた機能をふたたび“取りもどした”人たちの再生物語。

登録情報

  • 単行本: 328ページ
  • 出版社: 講談社インターナショナル (2008/2/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4770040822
  • ISBN-13: 978-4770040824
  • 発売日: 2008/2/22
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tack 殿堂入りレビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
「脳ブーム」と言っていいほどに、脳の科学や不思議に関する情報が増えています。
それというのも最新の研究によって本書のメイン・テーマである「脳の可塑性」についての理論が次々と現れて、"柔軟に自らを変えていく"脳の凄さが明らかになってきたからだと思います。
本書では、長く学会の主流ではなかったこの「可塑性」の研究成果から、事故で失われたり生まれつき欠いていた感覚機能を訓練によって再生することに成功した驚くべき事例が紹介されています。
可塑性を否定する「局在論」との軋轢の歴史にも触れています。フロイトも可塑性に注目するなどその歴史は古いという事実も紹介され、実証のためのスキャン技術の進歩が現在の額発的な解明につながったこともわかります。
(また、可塑性研究の歴史の一こまとして、猿を使っての脳研究が動物保護団体に糾弾された裁判騒ぎの顛末が描かれています。本論とはずれますが興味深く読みました。)
ラマチャンドラン博士の「幻肢」研究や、「サヴァン」の天才的な記憶力なども登場し、脳科学の話題のまとめとしても面白く読める一冊だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
不思議としか思えない脳の能力に関する話題は大好きなのですが、
本書はその中でも特によかったですね。

「何が素晴らしいのか」と言いますと、
その脳の能力を患者さんの治療に利用する話題がいくつも登場するところです。

それぞれが、まさに奇跡としか思えず、
一つ一つの事例が感動でして、話を聞いただけでも胸が熱くなるのですから、
当の患者さんの驚き、喜びはいかばかりでしょう!

知的興奮と胸あたたまる感動の両方が味わえます!

例えば、まず登場するのが、平衡感覚をつかさどる前庭器官を損傷した人の話。
そうすると、たえず「落ちていく」ように感じ、立っていられないのだそうです。
(眠りについた時、ガクッと落ちる、あの感覚がずっと続くのですかね?)

従来、治療不可能とされてましたが、
平衡感覚に関する信号を舌から脳に送る装置により、その症状がなくなる。

それだけでなく驚くべきは、その装置(=人工の感覚器)を取り外した後も、
その感覚が学習されて続いたことです。

バランスをとれる感覚を取り戻した喜びに感極まる患者さん。

そんな例がいくつも登場し、
そのたびに驚くような喜びを一緒に体験した感覚に浸れるところが、
とってもよいですネ^^
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 21世紀のケインジアン トップ500レビュアー
形式:単行本
 これまで医学や科学の世界において、成長期が終わると脳の神経細胞(ニューロン)も成長をやめ、成人以後は衰えていくだけと考えられてきた。また、いったん脳に損傷を受けたり、神経細胞が死んでしまうと、失われた機能が再生することもないとされていた。
 だが、脳科学の最前線で、脳には神経可逆性があることが判明してきた。損傷を受けた脳が脳自体を再編成し、だめになった別の部分の役割を担うこともあれば、神経細胞が死んでも代わりがあることがわかってきたのだ。

 本書は精神科医の著者が、脳の可逆性を証明するさまざまな奇跡的治癒例を紹介する読み応えのある科学ノンフィクション。
 ゲンタマイシンという薬の副作用で前庭器官の機能が失われ、立つことも歩くこともできなくなった女性が舌からの刺激によって、平衡感覚をつかさどる脳の部位を活性化。ふらつかずに歩けるようになった事例から、脳卒中後の半身不随、腕がないのに痛む“幻肢痛”まで、10人の治癒・再生物語を紹介している。
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