書店の本棚には、脳に関する書物があふれているけれど、その中でも本書は「軽い」部類に属する書籍だと思う。
40代に入り、脳の機能低下を気にしている人が、手にとって気軽に読むことのできるというのが本書の特色であろう。
著者は、銀座でクリニックを開業する医師。「魅力的なオーラをもつ脳」はどのようにしたらつくることができるかという観点から、77の習慣の実践を提言している。
「77もの習慣なんて実践できるわけがない。」と思いつつ読み進めたが、中には、「青魚を食べよう」とか「一日8000歩をめざそう」なんて、まぁ、素人でもなんとなく脳によさそうと思えるような普通のことも書いてあるし、また、「アイドルの写真を持ち歩こう」といったユーモアに富んだ提言も披露している。さらには、「頭を打たない、首を痛めない」なんていう、そんなの当たり前じゃんか!というものもあるので、77の習慣は決して多いという感じはしない。
ただ、これらの提言は、巻末のカテゴリー別さくいんにあるように、12のカテゴリーに分類できるので、カテゴリーごとにまとめて(辞書みたいに見出しをつけて)書いてあるほうが読みやすいと思った。
77のうち、個人的には、「太陽の高さや風向きを気にしながら歩こう」や「「思い出せない」はそのままにしない」といった提言が気に入った。
もっとも、著者は、本書の冒頭で、40代にさしかかったころから、遅くまで飲んだ翌日は午後2時くらいには脳のエネルギーが切れることに気づいたので、それ以来平日にはほとんどお酒を飲まなくなったと述べている。しかし、ウイークデイ禁酒は、目下のところ、私には実践できそうにもないなぁ。