松岡正剛氏と茂木健一郎氏の対談で、タイトルが
「脳と日本人」ということは、つまり、
この本には、具体的なテーマがない、ということである。
しかし、だからダメだ、というわけではない。
読んで明日から何かの役に立つ、という本ではないが、
二人の、非常に質の高い会話を、傍らでこっそりと
聞いているような、心地よい気分になる本である。
また、本の作りも非常にセンスがよく、カラー写真なども
入っていて、とても手の込んだ作りである。
どちらかというと、松岡氏寄りで会話は進んでいくが、
馴れ合いの対談という感じではなく、時には考え方が合わず、
衝突している部分もある。また、ちょっとした会話のなかに
新しい発見もみつかる。
贅沢なひとときを得たい方にオススメ。