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脳と仮想 (新潮文庫)
 
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脳と仮想 (新潮文庫) [文庫]

茂木 健一郎
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
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第4回(2005年) 小林秀雄賞受賞

出版社 / 著者からの内容紹介

第4回小林秀雄賞(2005年度)受賞 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 264ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/03)
  • ISBN-10: 4101299528
  • ISBN-13: 978-4101299525
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
「クオリア」について茂木はこんな風な説明をしている。

---(以下引用)P19---

人間の経験のうち、計量できないものを、現代の脳科学では「クオリア」(感覚質)と呼ぶ。

(略)

およそ意識の中で「あるもの」と他のものと区別されて把握されるものは、全てクオリアである。

赤い色の感覚、水の冷たさの感じ。そこはかとない不安。たおやかな予感。私たちの心の中には、数量化することのできない、微妙で切実なクオリアが満ちている。私たちの経験が様々なクオリアに満ちたものとしてあるということは、この世界に関するもっとも明白な事実の一つである。

ところが、科学は、私たちの意識の中のクオリアについては、その探求の対象としてこなかった。探求の対象にしたくても出来なかったのである。一体、脳という物質に、なぜ心という不可思議なものが宿るのか、その第一原理を明らかにする努力を科学は怠ってきた。方法論的に歯が立たなかったのである。

---(引用終わり)---

そのように「クオリア」を扱えない「科学」が何を扱っているのかと言うと、前記、引用部の直前に茂木は、小林秀雄を引き合いに出しながら『科学は、経験を「計量化できる経験」だけに絞った』(P17)と書いている。

ところで「クオリア」に関する説明部分には『計量できないものを、現代の脳科学では「クオリア」(感覚質)と呼ぶ。』と書いてあって、そもそも科学の探求の対象からこぼれおちたもの(計量できないもの)を「クオリア」と呼ぶようになったっていうのに、科学はそれ(クオリア)を対象にしたくても出来なかった、って・・・おかしくねえ?。

科学は別にそれ(クオリア)を対象になんかする気はなく、端っから目もくれずにいたから、事改めてそれを「クオリア」などと呼ぶようにしたんじゃないのかい。すくなくとも茂木の説明からすれば、科学の探求の対象(計量できるようなもの)になった時点で、定義上それは「クオリア」ではなくなるということで、そんなもの科学的方法論で歯が立たないのはあたりまえじゃないか。

茂木は自身も関わっているらしいその営みを「脳科学」だと自称しているが、では、いつから「科学」は「計量できないもの」を扱うようになったのか、「計量できないもの」を扱うご自身の営みがどのように「科学的」なのか、なんの説明も与えておらず、その論述が本当に、(脳)「科学的」なのかは、極めて怪しいと言わざるを得ない。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By リゾット トップ100レビュアー
形式:文庫
冒頭のサンタクロース云々のくだりは、その一言がクオリア問題についての考えを進展させたとか本質を突いていたとは思えない。
なんかそういうオシャレっぽいことが言いたかっただけでしょ?という印象、この導入で読みやすくはなったかもしれない。

しかしやはり、クオリア問題については、何も知らない人が読んだ場合一体何が言いたいのか分かりづらいだろうし
既に知っている人間からしても回りくどい説明に見える。

「長嶋っぽい感じ」なのだ、と、それは分かったけど、電車で揺られるこの音の感触!とか色々例えるのはいいけど
結局、それが単なる脳内現象でしかない、いわゆる随伴現象ではありえないという根拠は、びっくりするくらい、本当に、全然示されない。
「これなのだ」「この感じなのだ」って、もうそれは分かったから、論証に入ってくれと叫びそうになった。

小林秀雄を引用しているけど、彼は「ある現象が起きたときに、それを認識する器官が二つあるなんて不合理」だとする説明を行っている。
この引用が唯一と言っていい論理的な反証で、あとはほぼ全て「この光の輝きを、実際私は感じているのだ」と、こんなのばっかり。
そんなことは、クオリアの概念を理解した時点で全員が分かることで、だからこそ認識問題においてのハードプロブレムになっているわけで
今更クオリア問題の不思議さを感覚論で訴えられても困るし、サンタクロースは関係ない。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 この筆者の本は過去にも何冊か読んだことがあるが、いつもある種の違和感を覚えてしまう。それはこの人の「文体」あるいは「文章力」にあると思われる。入門書のたぐいだとあまりにもくどすぎて、読むのがいやになってしまう。それでも文体だけの問題なら許せる面もあるが、もっとつきつめて考えていくと、この筆者は自分が考えていることをうまく語れる方法論を見つけていないように思われ,それが不自然な文章につながるのではないか?(ただ、人によってはこの人の文章をほめる人もいるので、これは私のひとりよがりの可能性もある)。現代の科学は数字に置き換えることができる現象だけを扱ってきたが,その過程で私たちが実感している「クオリア」を排除してきた。前者をハードな世界とするなら,後者はソフトな世界だろう。前者を語る言葉と後者を語る言葉は従来は異なっていたように思われる(これは,科学者の文章と小説家の文章を比較すれば自ずとわかることである)。筆者は,この2つの世界に橋を架けられる言葉を探しているように思われるが,それに成功していないのである。この本でいうなら,短い情緒的な表現を何度も何度も反復させている。それを文学的と言うなら,言えるであろうが,それでハードな世界が把握できるわけではない。周辺をふらふら歩いているだけだ。私も,筆者と同じように,小林秀雄の講演のテープを何度も聴いていたので,この本に期待していたが,小林秀雄の世界を深めるには至っていない。現在,日本では「クオリア」の第一人者である筆者には,日野啓三の『落葉 神の小さな庭で』のような,それこそクオリアに満ちた文章を書いていただきたい。
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バカ丸出し
安易な商業本…茂木健一郎がこんな本出してしまうとは…思わなかった…ショック
投稿日: 9か月前 投稿者: やわらか戦車
ダメだこりゃ
読めばわかる頼りなさ。
読めばわかるつまらなさ。
読めばわかる薄っぺらさ。
カラッカラのペラペラです。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: カナ
無知と空想
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投稿日: 10か月前 投稿者: w
答えなき問いかけを是とするか不是とするか
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学者としの論証ゼロの情けなさ
ただのおしゃべりのうまいオッサン。脳学者と自称しているらしいが、学者としの論証ゼロの情けなさ。
投稿日: 2007/7/23 投稿者: ゾーイ
茂木健一郎ベスト
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投稿日: 2007/7/20 投稿者: 哲学する河童
べスト。
著者の他の本と同じように、「心脳問題」(物質である脳に、いかにして様々な主観的体験に満ちた私たちの心が宿るのか)と「クオリア」(人間の経験のうち、数値化できないも... 続きを読む
投稿日: 2007/7/20 投稿者: 哲学する河童
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