1990年頃だったと思います。インターネットという言葉はまだ無く、パソコン通信という市場に日本で、300万人程が参加している時代があった。
その時に、この本をたまたま目にした。
確か、IT技術が社会に与える影響を研究する学者の文庫本に紹介されていた。
その本には、1970年のハッカーの精神的支柱が、イリイチだ。と書かれていた。
実際に、この本「脱学校の社会」を手にとって読んでみて、心が震えるのがわかった。
もし、あなたが、iPhoneやiPodの虜で、Jobsを崇めているとしたら、
Jobsが何に心震えたかを思い出して欲しい。
そして、その技術を実現した技術者達は、誰の思想に心震えて 動機付けされたのかを。
私もその一人でした。
彼の提唱した、機会の網 oppotunity web
このWが、実は、wwwの1つだ。
既に空気のようになったインターネットに暮らす現代の人々は、以下の文章が、1970年に書かれたことがどのくらいすごいことだったかを理解できないだろう。
ーーーーー
IVAN ILLICH:脱学校の社会(DESCHOOLING SOCIETY)東京創元社[77.10.20/1970],p-140
すぐれた教育制度は3つの目的を持つべきである。
第一は、
誰でも学習をしようと思えば、それが若いときであろうと年老いたとき
であろうと、人生のいついかなるときにおいてもそのために必要な手段
や教材を利用できるようにしてやること、
第二は、
自分の知っていることを他の人と分かちあいたいと思うどんな人に対し
ても、その知識を彼から学びたいと思う他の人々を見つけ出せるように
してやること、
第三は、
公衆に問題提起しようと思うすべての人々に対して、そのための機会を
与えてやることである。
ーーーーー