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脱学校の社会 (現代社会科学叢書)
 
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脱学校の社会 (現代社会科学叢書) [単行本]

イヴァン・イリッチ , 東 洋 , 小澤 周三
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現行の学校制度は、学歴偏重社会を生み、いまや社会全体が学校化されるに至っている。公教育の荒廃を根本から見つめなおし、人間的なみずみずしい作用を社会に及ぼす真の自主的な教育の在り方を問い直した問題の書。


登録情報

  • 単行本: 232ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1977/10/20)
  • ISBN-10: 4488006884
  • ISBN-13: 978-4488006884
  • 発売日: 1977/10/20
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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学校は必要ないのではないか。筆者はこう提案する。筆者の主張は、内藤朝雄氏の唱える理想の教育制度の主張とよく似ている。筆者は学校ではなく、「学習のためのネットワーク」が必要だという。だれでも簡単に利用できて、学習や教育の機会が平等になるようなしくみ、といえばいいだろうか。
例えば、中国語を学びたいと思った人が、その人の中国語のレベルに合った学習を提供できるグループに参加できるようにする、ということだ。そのとき、高い授業料や学歴による選別などをしてはならない。
このようなしくみが実現すれば、真の意味で学習したい人が救われる世の中になるだろう。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1990年頃だったと思います。インターネットという言葉はまだ無く、パソコン通信という市場に日本で、300万人程が参加している時代があった。
その時に、この本をたまたま目にした。
確か、IT技術が社会に与える影響を研究する学者の文庫本に紹介されていた。

その本には、1970年のハッカーの精神的支柱が、イリイチだ。と書かれていた。

実際に、この本「脱学校の社会」を手にとって読んでみて、心が震えるのがわかった。

もし、あなたが、iPhoneやiPodの虜で、Jobsを崇めているとしたら、
Jobsが何に心震えたかを思い出して欲しい。

そして、その技術を実現した技術者達は、誰の思想に心震えて 動機付けされたのかを。

私もその一人でした。

彼の提唱した、機会の網 oppotunity web
このWが、実は、wwwの1つだ。
既に空気のようになったインターネットに暮らす現代の人々は、以下の文章が、1970年に書かれたことがどのくらいすごいことだったかを理解できないだろう。

ーーーーー
IVAN ILLICH:脱学校の社会(DESCHOOLING SOCIETY)東京創元社[77.10.20/1970],p-140
すぐれた教育制度は3つの目的を持つべきである。
第一は、
誰でも学習をしようと思えば、それが若いときであろうと年老いたとき
であろうと、人生のいついかなるときにおいてもそのために必要な手段
や教材を利用できるようにしてやること、

第二は、
自分の知っていることを他の人と分かちあいたいと思うどんな人に対し
ても、その知識を彼から学びたいと思う他の人々を見つけ出せるように
してやること、

第三は、
公衆に問題提起しようと思うすべての人々に対して、そのための機会を
与えてやることである。
ーーーーー
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By こういちろう VINE™ メンバー
すでに30年近く前にこの著作に接したが、インターネットの発達という好機に恵まれたにもかかわわらず、日本ではひたすら「社会そのものの学校化」が進行したにとどまってしまった。

この著作は結局「日本的」受験勉強に骨の髄まで侵され、ゲームを楽しむにもまずはゲーム攻略本という「教科書」を読んでしまう日本では、大学出の「反体制知識人」にすら、牙を抜かれた形での理解しかなされないままになったのではないかと危惧している。

つまり、この「脱学校論」そのものが、特に日本では、単なる「フリースクール」論、公教育否定論、自学自習(自己学習)論、反体制的教育論として「誤」読解されるにとどまったこと自体が問題だ。

これでは、イリイチの言う、社会全体がすでに「学校化」されている、という言葉の骨がらみの核心に手は届いていないのである。

イリイチ自身が、自らこの「脱学校」コンセプトを最初に公表して以降、そうした誤解に苦しみ続けたんだことは、まさにこの本の中のあちこちですでに漏らしはじめているにもかかわらず.....である。

敵は単に公教育にあらず。学校社会ですらあらず。

イリイチの活躍舞台である中南米のカトリック社会において「解放の神学」が、紆余曲折を経て、ささやかな成果を教皇庁からもぎ取るまでの深刻な苦闘を、日本人は結局実感としてわかっていない。

こうして、『脱学校論』そのものが、イザヤ・ベンダサンが『日本人とユダヤ人』でいう意味での「日本教徒・脱学校派」に過ぎなくなったのだ。

これを読むあなたのものごとの学び方や問題解決様式そのものが、すでに「学校化」されている.....のではないことを祈る。
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