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脱アイデンティティ 単行本 – 2005/12

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人はアイデンティティなしでは生きられないのか?一貫性のある自己とは誰にとって必要なのか?賞味期限切れの概念に問題提起。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

上野/千鶴子
1948年生まれ。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授/社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 単行本: 334ページ
  • 出版社: 勁草書房 (2005/12)
  • ISBN-10: 4326653086
  • ISBN-13: 978-4326653089
  • 発売日: 2005/12
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 12.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3 6件のカスタマーレビュー
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形式: 単行本 Amazonで購入
「自我」とは一枚板の「本質」や「実体」ではなく、「複数の私」を内部に含む多元的なものだというのが、本書を貫く中心テーゼ。それを、現代日本の若者論3篇(中でもパルコのマーケティング戦略の中枢にいた三浦展論文が面白い)、日本人と「日本語」の相関論(小森陽一)、性同一障害論(浅野智彦)、フェミニズム運動論(千田有紀)など、多様な視点から考察する。上野は序論で、「アイデンティティ」概念が本質主義から機能主義へ、さらには構築主義的に理解されるようになる歴史を概観する。そして、「自我」は言語から創られるというラカンのテーゼも、存在する言語は男性言語だから女性は女性としての自我を形成できない(=「女は存在しない」というラカン派の標語)という点が批判的に検討される。オースティンの言語行為論や、文脈を異にする「引用」という修辞学的概念を活用した、バトラーの自我論についての解説は、明快で有益だ。

「複数の私を同時に生きるアイデンティティ」という視点を確立するには、何よりも言語と自我との関連が重要だが、同時に、ある「アイデンティティ」概念を必要とした歴史的事情を勘案すれば、その概念には「賞味期限」があることになる。このような歴史感覚が上野の優れたところだが、「複数の私」説を確立するためには、「自我の同一性」は本人の責任を問うための前提という近代の「司法的同一性概念」と対決しなければ
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形式: 単行本
 脱アイデンティティという言葉の中には「さかのぼる」という発想を放棄しようという意図がある。私たちが誰なのかを確認しなければならないときは、私たちが権力構造の中で劣位に置かれたときである。「私たちは○○だ。だから〜したい」という差異の政治学は、このようなアイデンティティを基盤にして行われてきた。そしてアイデンティティを基盤とすることでそのアイデンティティを共有する集団を作り出すという政治的実践を達成する手がかりとなる。
 だが、「自分は○○である」という言葉を発した瞬間、それ以上さかのぼれないアイデンティティを私たちは作り上げてしまう。「さかのぼる」ということが起源を問う作業である以上、アイデンティティを探し求める先には本質主義的なアポリア(行き止まり)が待っている。「私は○○だから〜したい」という問いは、「あなたは○○だから〜なのも仕方ない」という言説によって転覆を図られる。それを上野は適切に「罠」と読んでいる。さらに、アイデンティティを定義することによって、その集団内の差異が均質化されることも忘れてはならない。差異の政治学が優位と劣位の集団の中で形成される一方で、アイデンティファイされた集団においては均質化が行われてしまうという逆説的な結果がもたらされる危険性に対してはナイーブにならざるを得ないだろう。
 だが、その問いを発したときのつまづきを本書は見逃さな
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形式: 単行本 Amazonで購入
確か、私が20代後半ごろアイデンティティーという言葉が使われ始めた。
何度辞書をひいたことか。何度ひいてもなんだかわからない曖昧さが残っていた。
この本に出会えたことで、アイデンティティの流行りや経緯を理解したと言ってもいい。
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