内容の60パーセントは幼児の絵の解説です。残りは著者がひきこもり体験者にインタビューしたり自分でまとめたりしています。
幼児の絵の分析とひきこもり問題、どちらも興味のあるテーマだったので買ってみましたが、正直、がっかりしました。
著者の意見は間違っていませんが、全く新しさがありません。ひきこもりについて勉強したことのある人はすでに知っていることばかりではないでしょうか。
肝心の幼児の絵の解説のところから(60パーセントも占めているのに)ひきこもりになっていく経緯がすっ飛ばされています。関連があるのかどうかもいまいちわからない。
幼児期の絵から何かひきこもりのヒント、予兆が表れるのかと期待しましたが、何もわかりません。
ひきこもりからの脱出を言いたいのか、ひきこもりの予防を提案しているのか、も、はっきりしません。
幼児の絵を引っぱり出しているところをちらっと見てしまうと、本の購入者は、ひきこもり問題と幼児期の絵にどんな関係が!?と思って購入してしまいますが関係は解明されていませんのでそのへんを期待するとがっかりするでしょう。