同レーベルの他の3冊がWEB小説で定番人気な転生異世界物だったのに、唯一の主人公は現世もの。
主人公(♀)は高校3年。これまでの小中高のさまざまなイベントを経て、嗚呼、私はさまざまなストーリーの脇役なんだと諦観。今年こそは平穏な高校生活を送るべく、トラブル回避活動にいそしむことを誓います。
ところが、高3のクラスメイトは、異世界に召喚される勇者だったり、他にもいろんな超常な物語の主人公が勢ぞろい。他の主人公達はお楽しみ。脇役として出ずっぱり忙しい日々が始まります。
少女マンガの「笑うかのこ様」の初期のような、傍観者モードでクラスメイトを観察。といいつつも完全なる傍観者ではなく、脇役として事件イベントに巻き込まれまくりです。
そして、ファミ通文庫の「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」のような、女性作者らしい一人語りで話は進みます。
私はモブ以上脇役未満ですが主役さんなにか御用で?な、皮肉な語りがものすごく楽しい。癖になります。
なお、1/3イラストは中ボリューム。ところどころ1ページイラスト。16行で組まれているので文章量は少なめです(多いやつは19行)。組版は実験的みたい。
2巻前提な尻切れトンボで終わってるのがちょい残念ですが、面白さでいうと4冊の中で一番面白かった。変なテンションは良いですね。息切れせずに楽しませて欲しい。