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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
薄いし、安いし、是非御一読を。,
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レビュー対象商品: 脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫) (文庫)
「女の一生」で知られるモーパッサンの傑作短編。両編とも娼婦が主人公である。 「脂肪の塊」は普仏戦争時代を舞台に、愛国心、ブルジョワ批判、 女性の哀しさ等を核心テーマとする。とにかく最後の場面が素晴らしい。 「テリエ館」は命の洗濯の話。重厚さはないものの、 読み終わった後の清涼感は格別だった。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
買いです。,
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レビュー対象商品: 脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫) (文庫)
娼婦をめぐるモーパッサンの短編集です。改訳が静かなブームの昨今ですが、この作品についてはその必要はないとあえて言いたいように思われます。「石ころ」についてのエピソードが広く知られるモーパッサンの手腕がここでも娼婦の悲哀を描くのに遺憾なく発揮されており、その造形は時間を超えて普遍の域に達しています。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
脂肪の塊なのは身体か心か,
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レビュー対象商品: 脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫) (文庫)
題名がなかなか強烈だったので、気になってはいたけど、読むことのなかった本。今回読んでみて、その人間描写の細かさと同時に、題名の持つ皮肉さに驚いた。 「ブール・ド・スイユ=脂肪の塊」、それは娼婦の呼び名でもあるのだけど、同時に彼女を蔑んでいるブルジョワ階級のことでもある。 娼婦は身体が「脂肪の塊」だけど、上品な方々は心が「脂肪の塊」だ。 それは、食べるシーンが異様に多いことからもわかる。 彼女の持っている食事を食べ尽くし、暇な間も放蕩し、人の不幸や、人そのものを食い物にする。 それなのに、彼女を蔑んで、弁当を欠片も分け与えない。 なんとなく、「千と千尋の神隠し」であった、両親がごちそうを食べながら豚になっていくシーンを思い浮かべた。 人間の醜悪さと食欲には、なんとなく通じるものがあるように思う。 身分ではない、人間の価値というものは。そんな風に思わせられる中篇。
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