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能力主義と企業社会 (岩波新書)
 
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能力主義と企業社会 (岩波新書) [新書]

熊沢 誠
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「能力主義管理」が声高に叫ばれている.だが,その内実は何なのか.現場に精通する労働問題研究の第一人者が,実力主義とは異なる「日本的能力主義」の問題点を鋭く抉り出し,労働と職場の実情を検討しながら,あるべき労使関係を提言する.豊富な事例に基づいた鋭い分析と具体的改善策に満ちた問題提起の書.

内容(「BOOK」データベースより)

「能力主義管理」が声高に叫ばれ、また、リストラや賃金体系の変更、雇用の複線化など、新たな動きが活発化している。この状況をどう考えるべきなのか。現場に精通する労働問題研究の第一人者が、「日本的能力主義」の論理と実態、そして問題点を鋭く抉り出し、企業の動向や労働と職場の実情を検討しながら、あるべき労使関係を提言する。

登録情報

  • 新書: 245ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1997/2/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004304865
  • ISBN-13: 978-4004304869
  • 発売日: 1997/2/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 101,237位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
能力主義は極めて多様でかつあいまいな概念である。著者は「普通の労働者」に対して安易に能力主義が導入される風潮に警鐘を鳴らす。労働問題研究の大家による鋭い指摘は、考えさせられる点が多い。拙著『個人尊重の組織論』(中公新書)と比較しながら読むと、いっそう論点が鮮明になる。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山悠
形式:新書
 能力主義賃金の導入が叫ばれる中、その問題を考える上で有益な本です。「日本=年功」、「欧米=能力」という通説が、特にブルーカラーには当てはまらないことが示され、行き過ぎた能力主義に警鐘が鳴らされます。「甘い」と思う部分も少しありますが基本的に正論だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By neanias
形式:新書
「能力主義」とは良くいわれる単語だが、一体何を評価基準にしているのか曖昧で、実は良く分からないものであると思う。
それゆえ、ヨーロッパ型の評価基準と混同されて用いられたり、論者によって恣意的に解釈されたりしてしまう。

本書では、日本で使われる「能力主義」がどのようなものであり、それが日本の企業社会といかに関わっているかを解説している。
筆者の認識によると、日本企業は個人別に査定を行って賃金を決定する賃金体系をとっており、それは労働者の“仕事”ではなく”潜在能力”に評価基準を置いた「能力主義」であるという。
つまり、どれだけ仕事ができ「そう」かという基準で賃金を決定し、それが年功序列賃金と融合した形で運用されているというのだ。

実際に何の仕事をどれほどするのかではなく、属人的な評価を行うことの弊害も述べられている。
すなわち、潜在能力とは会社への貢献を行うための漠然とした能力を差しており、企業への果てしない忠誠や過重労働を強いられることに繋がりやすいということだ。
それによって、出産や育児で労働時間が確保できない女性に対する差別的な処遇も生まれてくる。
それらの要因によって生み出されてきた「日本人の勤勉さ」が、日本的な企業社会を支えてきたということだろう。
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