学生の頃、地理の授業でインドの勉強をしているときに、インドには「カースト制」と言うものがあることを知ったが、そのときは「こんなに細かくされていたら自分だったら生活していけない」と思った。同時に「こんなにも細かい身分制があるのは古今東西インドくらいだろうな」と思ったが、本書を読んで、江戸期の日本の身分制は、インドほど出なくてもかなり細かい身分制だったことが分かった。自分だったらこんな身分制に疑問をもっていても、それに反するようなことはとても怖くて出来ないが、それをやってのけた松本良順という人物はかなりの人物だと本書を読んで思った。
松本良順を知りたい人には一読をお勧めします。また、江戸期の日本の身分制に興味がある人が読んでも面白いと思うので是非読んでみてください。中高生にも広く読んで欲しい作品のひとつです。