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胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))
 
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胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691)) [新書]

三木 成夫
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

三木成夫 著 赤ん坊が、突然、何かに怯えて泣き出したり、何かを思い出したようににっこり笑ったりする。母の胎内で見残した夢の名残りを見ているのだという。私たちは、かつて胎児であった・十{と}月{つき}十{とお}日{か}・のあいだ羊水にどっぷり漬かり、子宮壁に響く母の血潮のざわめき、心臓の鼓動のなかで、劇的な変身をとげたが、この変身劇は、太古の海に誕生した生命の進化の悠久の流れを再演する。それは劫初いらいの生命記憶の再現といえるものであろう。 書誌データ 初版発行日1983/5/23 判型新書判 ページ数240ページ 定価735円(本体700円) ISBNコードISBN978-4-12-100691

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (1983/01)
  • ISBN-10: 4121006917
  • ISBN-13: 978-4121006912
  • 発売日: 1983/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まなしお VINE™ メンバー
 最初の「椰子の実」や「絹の道」等の解りやすい話から始まるが、全体を通してかなり難解な本でした。読み進むのにかなり苦労しましたが、途中から著者の世界観に圧倒され、引き込まれていきました。

 この本に対する専門家の科学的な評価は良く知りませんが、太古からの生命の神秘に関する壮大な物語を聞かされたような気がします。

 たぶん、これは宗教的な感覚に似ているのではないでしょうか?たまには俗世間から離れて太古の夢に身を任せるのもいいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
脳科学者・茂木健一郎氏の本で著者の名を知り、興味を覚えた。

「人間の胎児は、母の胎内で、数億年の進化の歴史を追体験する」…という有名な話の、つまりこの人が“元祖”的存在らしい。なのですが…この本は「新しい科学的知識を得たい!」というようなニーズには、多分、全然、適していません。

 四半世紀も前に書かれた本なので情報や学説が古いのは仕方ない。が、そもそも当時のスタンダードな学説に依拠した内容かどうかさえ怪しい。というより、これは「科学書」ではないのではないか。SFというか、「サイエンス・ロマン」とでもいうべきジャンル(が存在するのか、よく分かりませんが…)の本ではないか。

 この本で著者が繰り返し述べていること。それは…

 「我々の生命は、この地球上で数十億年前に生まれた最初の生命から、途切れることなく続いてきたものだ。その間、地形や気候の大変動など、絶滅に瀕する危機と度々戦いながら受け継がれてきたのだ」…という、つまり「生命の神秘」「生命の尊厳」というメッセージを、様々な事例を持ち出し、さまざまな角度、次元から、力強く訴えている。

(若き日の)脳科学のスーパースターに強烈なインパクトを与えたのは、この「強い思い」と「伝えようとする力」だったのだろう。「科学知識」ではなく、彼のメッセージを受け止めよう…そんな思いで読むべき本だと思います。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
詩人の夢 2010/12/7
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 著者の本はこれで三冊目だ。感想は二点である。

 一点目。人間が受精してから出産に至るまでの期間に「生物の進化の歴史」を辿って来ているという指摘には再度感銘を受けた。僕らの祖先が海の魚だったということだけではなく、受精から出産に至るまでの胎児の間に僕ら自身が魚である瞬間があったという話だ。つまり僕自身が生物の進化を自ら経験してきているということである。
 確かにこれを書きながらお尻を触ってみても、そこには尾てい骨がある。尻尾が有った時代を自らの体に残しているわけだ。あと数万年したら、こんな骨も無くなっているのかもしれないが。

 二点目。本書は科学や医学の本ではない。哲学の本とも読めるが、厳密な意味でロジックがあるわけでもない。おそらく「詩集」であると考えることが一番正しいのだと思う。
 著者は医学的な知見を素材として「詩」を書き綴っている。「詩人」はどのように物事を感じ、どのように表現するか、全て自由だ。本書にはそんな自由さが満ち溢れている。

 
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いのちの根底に横たわる生と死の物語
この本を読んだのは、遠い昔の事だ。中公新書の新刊棚で、ふと手にした新書に、衝撃を感じたのを憶えている。当時、A・モンタギューの「ネオテニー」やライアル・ワトソンの... 続きを読む
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似非科学
一言でいうと、エセ科学。
科学としての文章ではない。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/22 投稿者: 若手研究者
胎児は何を考えているのか
胎児の夢について、その科学と

想像から迫っていきます。

読み終わる頃はその世界に引き込まれます。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/6 投稿者: ユニセフ
起源に想いを馳せてみる?
 発生学に興味があり「内臓のはたらきと子供のこころ」に
引き続き本書に挑戦してみたのですが、やはり難解でした。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/17 投稿者: happyfun120
なんというか・・・
 正直言って、科学的な視点から言えば最低の本である。

 そもそも“科学的”と言われて絶賛されているこの本の論理展開のうち... 続きを読む
投稿日: 2006/6/21 投稿者: rattled9
畏敬!尊敬!素晴らしい!!
三木成夫を知ったのは、吉本隆明の本で、「なるほど、そう言う人がいるのか」と思い、この本を読んだ。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/3 投稿者: hinomalu
日本版『生命潮流』か?
本書を読んでいて思い出したのが、ライアル・ワトソン著生命潮流―来たるべきものの予感である。生命潮流―来たるべきものの予感は様々な自然現象を著者の鋭い感性と想像力で... 続きを読む
投稿日: 2005/3/6 投稿者: 江口哲学
これが科学なのだ
この本を読むと,著者の強烈な情念にまず圧倒される.解剖学者としての著者の専門は.脾臓の個体的... 続きを読む
投稿日: 2005/3/1 投稿者: ymatsui4
いきなり、とまどう
実に面妖な始まり方をします。
大概の方は読み始めてすぐに不思議な世界(具体的に何が不思議というのではなく)の予感を感じるはずです。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/9 投稿者: rituko2
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