最近特に株を上げてきた、美術背景スタジオの画集。
有名になるきっかけとなった
「おねがいティーチャー」シリーズを初めとして、
かなりの数の作品を網羅している。
各作品ごとに掲載されている素材数が少ないので、
設定集が発売されているものに関しては
それを買ったほうがより詳しく知ることが
出来るのではないかと思う。
特筆すべきは「ぼくらのかぞく」というゲームの美術背景。
写真を参考にして描いていることと、
現実的な思い出の風景を描くことに重きを置いているためか
他の作品と比べて異様にリアル、かつ身近な感じがする。
「ぼくのなつやすみ」は単独で画集が出ているようなので
こちらも是非手にしたいところ。
「おねがい〜」シリーズもかなり良く出来ており、
田舎の青空や緑を奥行きのある色味で表現していて、
見ていて気持ちが良い。
反面、CGを取り入れたものに関しては微妙な感じ。
フォトショップ主体のためか、全体的にぬめっとしていて
あまり好きになれない…。
また、もともとアナログの人達の為か、
デジタル最大の強みである「光」の表現が
あまり生かされておらず、まだ発展途上という感じがした。
光の表現にグラデーション一発、というのは
むしろ作品の質を落としてしまっているような…。
ともあれ、元々描ける人たちが作業していれば
上達はあっという間だろうから、2作目、3作目と進むうちに
どんどん良くなっていくだろう。