アニメーション背景会社で描かれていた方という事で、いわゆる漫画家向けのパースの本とは比較にならないくらい、きちんとした絵です。
初心者にも丁寧にパースの基本から、描く際の心構えまで書いてあり、本格的でありながら、敷居も低くなっていると思います。
良い本です。
ただ、厳しい事を言えば、アニメーション背景美術の業界は、もっと物凄い画力の方が多くいらっしゃいますので、その方たちと見比べてしまうと、酷い絵もあります。
窓枠や机のパースや大きさの狂いなどは、素人目でも明らかに不自然と感じるレベルのものが、散見されました。
良く描けている絵もあるだけに、少し残念でしたが、この本はあくまで考え方や描き方を学ぶ教書として、絵のお手本は他の背景美術家さんのものを使った方が良いかもしれません。 実物や写真でも良いですしね。
基本的には良著ですが、一級の背景美術家さんの作品には劣りますので、その辺りをご期待の方は控えた方が良いかもしれません。