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背後の足音 下 (創元推理文庫)
 
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背後の足音 下 (創元推理文庫) [文庫]

ヘニング・マンケル , 柳沢 由実子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

同僚の刑事の無惨な姿に言葉を失うヴァランダー。事件を調べ進むうちに次第に明らかになる同僚の隠された素顔。自分はこれまで彼の何を知っていたのか? 北欧の巨匠の傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

長年一緒に仕事をしてきた同僚の刑事が殺された。あまりに無惨なその姿に、イースタ署の面々は言葉を失う。どうやら彼は、例の若者たちが失踪した事件を一人で調べていたらしい。二つの事件は同一犯のしわざなのか?調べ進むうちに明らかになる、同僚の隠された素顔。捜査陣の焦燥感がつのるなか、次の犠牲者が…。現代社会の病巣をえぐる北欧の巨匠の傑作。シリーズ第七弾。

登録情報

  • 文庫: 428ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2011/7/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4488209130
  • ISBN-13: 978-4488209131
  • 発売日: 2011/7/21
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 105,212位 (本のベストセラーを見る)
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糖尿病を放っておくと大変・・・というかこの疲れっぷりは50代かと思いきやまだ50歳になっていなかったんだね。ヴァランダー大丈夫か?
シリーズはあと2作あるのでここで死なないし引退もしないと分かっていても心配になってしまう。わが身に置き換えても身につまされすぎる(-_-;)

でも相変わらず犯人に迫っていく過程は超一級品のミステリ。行ったことのないスコーネ地方(というかスエーデン)をありありと想像させる。

ネタバレになりそうなのであまり言えないが、犯人の造形が現代、まさに「今」にぴったり。10年以上前に書かれたとは思えない。想像を後追いする現実が怖い。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 ヴァランダーは文学になって来た。スカダーには、まだ全然及ばないけれど。でも、作者の思いはスカダー以上かもしれない。スカダーはもちろん、ローレンス・ブロックのマット・スカダー。

 でも、世を嘆き、国の状況を嘆く姿、そこに自らの使命と決意を思う姿は、単なる娯楽ミステリを超えている。大沢在昌の「新宿鮫」にもそんな雰囲気はあるけれど、ここではもっと強い。

 さて、この作品、前半はとてもわくわくする。これは今年のベスト5は固いかと思った。後半もワクワクはあるのだけれど、あまりにヴァランダーに凡ミスや突っ走った行動が多くて、「アンタ、睡眠不足でミスばっかりで、それじゃぁ、優秀なのも認めるけど、リーダーとしては結構困った人だよ。」とたしなめたくなる。

 数々のエピソードも、「捜査は、事件が解決しても全てが鮮明になるわけじゃないし、解決したら解明しなくてもよい部分はある。」というのが、確かにリアルでもあるんだけれど、小説の読者としては知りたいのだよね、スヴェードベリの周辺の出来事と過去とか。やっぱり知りたいのだよね。シリーズでずっと主要な登場人物の一人だっただけに、どんな人だったのか、細部までちゃんと知ってあげたいという気がする。

 それにしても、雲をつかむようなところから無駄に終わる捜査をくじけずに積み上げて行って、小さな糸口を見つけながら、あらゆるものに発想のヒントを得つつ、可能性の低い方向も必ず追いかけて、最後には犯人を見つけてしまう、その手腕は文字を通じて横で見つめながら、「すごいなぁ」と感心してしまう。みんな不眠不休で、必死に働く。「あなたたち、みんながヒーロです。ありがとう。」と言いたくなる。

 今後もヴァランダーは追いかけたい。魅力的なシリーズ。署の面々も、一人一人、どんどん魅力的に輝き出している。
 ただ、既にすごく長いけど、気にしないから、細かなところまできっちり腑に落ちたいなぁ、この人とこの人はそういう気持ちで繋がったそういう関係だったんだ、と。それと、ヴァランダー、やたら忘れ物をして状況を混乱させたり、新人みたいな凡ミスで目の前で容疑者を逃したり、そういうのはさぁ、ちょっと作品の魅力を欠いてしまう。もっと違うことでサスペンスを高めて欲しい。だから、星は4つ。

 外国の官憲の秘密情報庫で、下痢して困ってほんとにそこでウンコしちゃって、機密文書でお尻を拭いて、でも目的もちゃんと遂行して出て来るとか、そういう無茶苦茶ぶりは、下品過ぎるけど、強烈に人間味があって好きだったけれどね。疲れ過ぎて凡ミス連発の時は、まず、ちゃんと寝ないとね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ke
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 上巻前半は、聊かダルでしたが後半以降、この下巻は、まさに、ヴァランダー、無理が応でも、夜も昼も、駆け巡ります。暗中模索、五里霧中だからこそ、あれもこれも、突き進む。あまりに酷い、犯罪への怒りを胸に秘めて、泥のような体を引き摺って行く。
 全然、恰好良くないし、泥臭い。しかも、相当危ない橋を渡って行く。警察の現実は、こんなものかもしれない。でも、ヴァランダーだから、引っ張って行ける。一個の人間としての信念に、心打たれます。
 マンケルの作品が、いつも、心に残るのは、ミステリの価値よりも、こんなところだろうかと・・・。
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