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背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫)
 
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背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫) [文庫]

道尾 秀介
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「ゴビラサ…」道尾の前で謎の言葉を呟いた男は、数日後に刺殺体で発見された。やがて、彼の残した言葉と度重なる霊現象が結びついた時、孤独な少年の死に端を発した一連の事件にまつわる驚愕の真実が明らかになる。美貌の助手を伴う怜悧な霊現象探求家・真備と、売れないホラー作家・道尾のコンビが難事件に挑む。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

道尾 秀介
1975年東京都生まれ。2004年本作で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年「シャドウ」(東京創元社)で第七回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 413ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/10)
  • ISBN-10: 4344410378
  • ISBN-13: 978-4344410374
  • 発売日: 2007/10
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FSS トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
<上・下巻の評価>

「向日葵」と同じように、精神や人格といった素材を使いながら、今作は心霊現象のようなオカルト要素を強くし、また違うテイストに手堅く仕上げている手腕はなかなか。

ただ、タイトルにまでなっている、「写真に写る背中の眼」や「レエ、オグロアラダ、ロゴ……」と聞こえる不気味な声という心霊現象の謎の真相については、「え?そんなこと?」といった感じで、正直、拍子抜けしてしまった。この不可知的な謎のインパクトで全体を引っ張ってきたのに、現実に起こった事件との相関の説明としては、あまりにも呆気ない真相。すべてを論理的・科学的に説明し切る必要は無いが、心霊現象を肯定的に扱う割りには中途半端な扱い。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ500レビュアー
形式:文庫
ホラー作家の道尾は、福島県の白峠村の河原で「……
レエ、オグロアラダ、ロゴ……」という不気味な声を聞く。

そこは、天狗の神隠しにあったとされる子どもの首が発見された場所で、
白峠村では、その子以外にも三人の子どもが失踪する事件が起きていた。

東京に戻った道尾は、霊現象を探求している旧友・真備のもとを訪れるのだが、
その際、真備に、白峠村周辺で撮影されたという4枚の心霊写真を見せられる。

それらの写真に写っている人々の背中には、二つの
眼があり、彼らは後に、全員自殺したという……。

超自然的要素を含んだホラー・ミステリである本作。

そのため、作中の謎が、どこまで合理的に解決さ
れるのか、予断を許さないつくりとなっています。

ミステリ的には、前述した道尾が河原で聞く不気味な声や、天狗の面打ち職人の老人が口にする
「ゴビラザ」という謎めいた言葉が、ホラー的雰囲気を醸成しているだけでなく、事件を解くカギにも
なっているのが秀逸です。

また、「背中に写った眼」という心霊写真の絵解きや犯人の特定に、民宿の主人が
所持する「東海道五十三次」の版画や天狗の頭巾などの小道具が、鮮やかな働き
をしているところなども見逃せません。

犯人については、真備の薀蓄パートで伏線が張られ、さほど意外性はありませんが、
犯人との直接対決で真備が行う“憑物落とし(笑)”には、冴えた着想がみられます。

あと、忘れてはならないのが、本作で最も損な役割を担わされた
といえる、認知症の老婆と、その息子である、ニートの四十男。

もともと、将来に何の展望もない暮らしをしていたとはいえ、
彼らを見舞う有無を言わさぬ悲劇には同情を禁じえません。

とはいえ、本作全体の読後感はけっして悪くなく、
結末の「怪異」も、それに大きく貢献しています。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
最後の犯人が分かった時点で、「えっ…こんなオチかよ…」と心の中で思いました。
最初に出てきた心霊写真についても、「そんな理由なの!?」とツッコミしちゃいました(笑)
上巻は良かったのに、すごく残念です。
このレビューは参考になりましたか?

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