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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
《真備》シリーズの第一長編,
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レビュー対象商品: 背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫) (文庫)
ホラー作家の道尾は、福島県の白峠村の河原で「……レエ、オグロアラダ、ロゴ……」という不気味な声を聞く。 そこは、天狗の神隠しにあったとされる子どもの首が発見された場所で、 白峠村では、その子以外にも三人の子どもが失踪する事件が起きていた。 東京に戻った道尾は、霊現象を探求している旧友・真備のもとを訪れるのだが、 その際、真備に、白峠村周辺で撮影されたという4枚の心霊写真を見せられる。 それらの写真に写っている人々の背中には、二つの 眼があり、彼らは後に、全員自殺したという……。 超自然的要素を含んだホラー・ミステリである本作。 そのため、作中の謎が、どこまで合理的に解決さ れるのか、予断を許さないつくりとなっています。 ミステリ的には、前述した道尾が河原で聞く不気味な声や、天狗の面打ち職人の老人が口にする 「ゴビラザ」という謎めいた言葉が、ホラー的雰囲気を醸成しているだけでなく、事件を解くカギにも なっているのが秀逸です。 また、「背中に写った眼」という心霊写真の絵解きや犯人の特定に、民宿の主人が 所持する「東海道五十三次」の版画や天狗の頭巾などの小道具が、鮮やかな働き をしているところなども見逃せません。 犯人については、真備の薀蓄パートで伏線が張られ、さほど意外性はありませんが、 犯人との直接対決で真備が行う“憑物落とし(笑)”には、冴えた着想がみられます。 あと、忘れてはならないのが、本作で最も損な役割を担わされた といえる、認知症の老婆と、その息子である、ニートの四十男。 もともと、将来に何の展望もない暮らしをしていたとはいえ、 彼らを見舞う有無を言わさぬ悲劇には同情を禁じえません。 とはいえ、本作全体の読後感はけっして悪くなく、 結末の「怪異」も、それに大きく貢献しています。
5つ星のうち 4.0
心霊現象を肯定的に扱う割りには中途半端な扱い。,
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レビュー対象商品: 背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫) (文庫)
<上・下巻の評価>「向日葵」と同じように、精神や人格といった素材を使いながら、今作は心霊現象のようなオカルト要素を強くし、また違うテイストに手堅く仕上げている手腕はなかなか。 ただ、タイトルにまでなっている、「写真に写る背中の眼」や「レエ、オグロアラダ、ロゴ……」と聞こえる不気味な声という心霊現象の謎の真相については、「え?そんなこと?」といった感じで、正直、拍子抜けしてしまった。この不可知的な謎のインパクトで全体を引っ張ってきたのに、現実に起こった事件との相関の説明としては、あまりにも呆気ない真相。すべてを論理的・科学的に説明し切る必要は無いが、心霊現象を肯定的に扱う割りには中途半端な扱い。
5つ星のうち 3.0
途中までは良かったが…,
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レビュー対象商品: 背の眼〈下〉 (幻冬舎文庫) (文庫)
最後の犯人が分かった時点で、「えっ…こんなオチかよ…」と心の中で思いました。最初に出てきた心霊写真についても、「そんな理由なの!?」とツッコミしちゃいました(笑) 上巻は良かったのに、すごく残念です。
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