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肩書だけの管理職―マクドナルド化する労働 (シリーズ労働破壊)
 
 

肩書だけの管理職―マクドナルド化する労働 (シリーズ労働破壊) [単行本]

安田 浩一 , 斎藤 貴男
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

死なないために、人間らしく働き続けるために。マクドナルド、すかいらーく、セブン‐イレブン、コナカ、CFJの現実。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

安田 浩一
1964年静岡県生まれ。『週刊宝石』(光文社)記者などを経てフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている

斎藤 貴男
ジャーナリスト。1958年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業、バーミンガム大学国際MA。日本工業新聞記者、『プレジデント』編集部、『週刊文春』記者などを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 159ページ
  • 出版社: 旬報社 (2007/12)
  • ISBN-10: 4845110431
  • ISBN-13: 978-4845110438
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本の出版時期とあわせるかのように、マクドナルド店長に残業代の支払いを求める東京地裁判決が出された。
残業代を求めた裁判―というとカネが目当てなどと思われがちだが、この本を読めば原告の思いや人となりに触れることができ、裁判の目的はそんなことではないことがわかるだろう。
少し前の厚生労働大臣の「家族団らん法」発言にみられるように、政府や財界は未だにホワイトカラーエグゼンプション(残業代不払法)の導入をあきらめていない。その謳い文句は「自由度の高い働き方」だ。本書は、丹念な取材とわかりやすい事例を元に、残業代不払法案は「働く自由度」ではなく「働かせる自由度」が高くなるという警鐘を鳴らしている。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 肩書きだけは管理職でも、これでは奴隷労働ではないか!そう叫びたくなる4社の事例が本書に取り上げられています。

 はじめの事例は、副題にもなっている日本マクドナルドです。店長の高野廣志さん(実名)は、残業代の支払いを求めて、会社を相手にして訴訟を起こしました。あまりの長時間労働に、過労で倒れる寸前まで追い込まれた末の決断です。
 早朝に家を出て、帰宅したときには日付が変わっている日々が続き、休日も月に3日あるかないか、という状態でした。

 あるとき、息子から次のように言われました。
 「僕たち家族が死んでも、お父さんは忙しいから、
  きっとお葬式にもでられないね。
  お父さんはあてにできないよ」

 またあるとき、家族旅行が悲惨な結末を迎えました。
 泊まりがけでディズニーランドに行くことを楽しみにしていたのですが、旅行の数日前にベテランのパート社員が急に辞めてしまいました。店長自身が店に出るしかなくなり、とうとう父親ぬきの旅行になってしまいます。

 人間らしく生きるため、店長は訴訟を起こすことを決めました。
 会社からの強制タダ働きを許さない。
 働くことに誇りを持ちたい。
 家族の愛情をはぐくむ時間を持ちたい。

 こんな最低限の人間としての要求を裁判に訴えるまで追い込んだのは、最近業績好調な日本マクドナルドです。

 本書には、この他、すかいらーく、セブン−イレブン、コナカ、CFJの全部で5つの事例が載っています。
 いずれも、約20年の間に飛躍的な発展をとげ、かつては勤労者があこがれる職場でした。しかし、時代が移り、経営環境が変わるにしたがって、人材が勝負なはずの会社が、人件費を抑えることだけを優先するようになってしまいました。数字の上だけの合理化が、現場の労働者への理不尽な圧力となってのしかかってくるようになったのです。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By oasis
形式:単行本
 本書は労基法上の管理監督者の要件に当てはまらないのにもかかわらず、店長だからという理由で、管理監督者とみなされ残業代が貰えずに長時間過密労働を行っている名ばかり管理職を追ったルポである。

 本書で印象的だったのは多くの店長は会社に対して愛着を持っているということ。そうであるがゆえに長時間過密労働をこなし、過労死してしまうので働いてしまうのである。

その中でも特に、スカイラークの名ばかり店長の話は心が締め付けられる思いだった。この店長は奥さんとスカイラークで出会い、結婚し、そして働き過ぎで斃れてしまった。二人はスカイラークによって結びつけ、そして引き裂かれてしまった。亡くなった妻の証言には、ただただ耳を傾けることしかできない。本書からは名が借り管理職はもちろんのこと、過労死を生み出すような会社を許して良いのだろうかということを感じずにはいられない。
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