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輪廻転生思想のお膝元、インドはどうかというと、牧畜適地ではなく、むしろ穀物栽培適地であるにもかかわらず、灌漑施設が十分でないので、穀物に頼り切っている食生活のスタイルの割には、生産高が足りず、民衆の食生活がミジメなままになっているのではないか、とする。しかも、島国日本のように魚介類の入手が困難な地域が多いため、畜産物に頼らざるを得ない。しかも、草は温潤な気候のため徒長してしまうことから、「家畜を飼うには、結局、人間が栽培した作物を与えるよりほかになかった。こういうところでは、人間と動物りの一体感を強調する輪廻思想も生まれやすい」とまとめる。日本の先祖崇拝の根底にあるのは、地力を落とさないためには毎年連作する必要があった水田に食物生産の根拠があったために「むかしから耕作を欠かさずにきた『ご先祖さま』の努力」に対する評価が高いことにあるのではないか、という議論も面白かった(p.127)。
過去の歴史、文化・慣習を学び
なぜそのような発想になるのか... 続きを読む
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