米国において発展した,Somatic practiceやManual medicineを本場で学ぼうとする者にとって,筋肉の構造とその働きを英語で記憶するのは避けて通れない道である。効率よくしかも楽しく覚えるためには,その語源を知る必要があるが,この”肉単”はまさにそのポイントをついた画期的な一冊といえる。各筋肉のはたらきについても解りやすい説明がなされており,中でも”呼吸”を解剖学的に理解するのに,非常に助けになる。イラストのすばらしさもさることながら,最後の章には,筋肉の生化学も加えられており,筋肉のA to Zが,興味深く学べる内容となっているにもかかわらず,これほどコンパクトにまとめられていることが信じられないほどだ。"骨単"と併せて,身体を探求する者にとっての必携の書となるだろう。