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肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書)
 
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肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書) [新書]

石井 政之
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「ビューティー・コロシアム」というテレビ番組が人気を集めている。素人が視聴者の前で大変身し、幸せそうな表情を見せる。この背景には、ファッション、メイク、美容整形などに示されている容姿への強い関心がある。多くの人は自分の顔と身体に不満を抱き、果てしのない美への競争に組み込まれていく。三島由紀夫から中村うさぎ、乙武洋匡までを検討し、「身体コンプレックス」を飼い慣らす方法を指し示す。

著者 石井 政之, 2003/05/23

肉体の不平等感が蔓延した時代
今回の『肉体不平等』では、現代の日本社会を覆っている<見た目至上主義>とでもいうべき身体の外見を気にせずにはいられない「社会の状況そのもの」を批評の対象として作品化を試みました。
そして、「身体コンプレックス」をキーワードに、ごく普通の身体をした人たちが外見をどれほど気にしており、その「理想の身体」を追い求めているのか。その「理想の身体」を提供しようとする「身体加工・装飾サービス」という産業と、身体の所有者である人間が、「身体イメージを消費していく構造」に迫りました。
1)美容整形を視聴者に経験させることで人気を得た「ビューティー・コロシアム」というテレビ番組。
2)身体コンプレックスを隠さなかった作家三島由紀夫の苦悩。
3)脳と身体の関係を論じさせたら右に出る者がいない養老孟司。
4)『美人論』で知られ、自ら醜形恐怖的と告白している評論家・井上章一。
5)古典から日本のブスの源流を探るエッセイスト・大塚ひかりの身体観。
6)プチ美容整形の体験エッセイで有名になった中村うさぎ。
7)ハンサムな身体障害者として一世を風靡した『五体不満足』の乙武洋匡。
これらの言説を批評していくなかで、現代社会に蔓延する「肉体不平等感」を徹底的に明らかにすることを目指し、「自分の身体を自由にしてなにが悪いのか」という社会の常識の裏側にある「隠された欲望」を暴き、個人の身体に価値の序列をつける風潮を風刺することに挑んだつもりです。

登録情報

  • 新書: 197ページ
  • 出版社: 平凡社 (2003/05)
  • ISBN-10: 4582851827
  • ISBN-13: 978-4582851823
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 川越満 VINE™ メンバー
形式:新書
 著者であるジャーナリストの石井氏は、日本のように肉体労働が片隅に追いやられた社会では、“脳”と“外見”が重要だと述べています。身体コンプレックスを持つ人が急激に増えた背景には、このような経済環境の変化の他にも、超情報化があるでしょう。

 身体コンプレックスを創出するイメージ、すなわち「ボディ・イメージ」は、次の2つから構成されるようです。
(1) その人の脳に神経細胞と眼球によってインプットされた情報→自己意識
(2) 他者があなたの身体を評価している情報→対象意識
しかし、視覚情報が溢れている超情報化社会では、自己意識も対象意識も肥大し、完全に一致することはまずない、と石井氏は指摘しています。今後も、美への追求は終わることがないでしょうし、美容や健康に関連するビジネスが成長することも確実視されています。人間心理を理解する上で、オススメしたい一冊です。

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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本において最も印象に残ったのは(また残るべきであると信じるのは)

ここにはないが、どこかにある、いつか手に入るという
理想の身体イメージを振り払い、自分の、その肉体の可能性に賭けること
それが身体コンプレックスとつきあう方法である

という一文だ。本書における筆者の主張が凝縮されている。

逆に、この一節さえ聞いてしまえば、買う必要がないかもしれない
なんて思うケチな自分が、星5つを付けさせないのだろうか(笑)。
無論、一読をお勧めします(笑)。

余りにも多くのレビューが「スポーツをすれば」、「外見の美醜が」
なんとやら、というところに引っ掛かっているので、書いてみました。

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ちょっとした外出でも化粧をしないと不安で、家族以外の人に素顔を見せられない私ってもしかして病気?とひそかに心配してたのだが、この本によればビジュアル情報が氾濫する現代では、誰もがプチ醜形恐怖になる可能性があるそうで、正直ほっとした。「ありのままの自分ではダメで、美しくなければ...」という強迫観念にしばられているのは私だけではないらしい。でも女優みたいに美人でもなくこの先どんどん年もとっていく私が「見た目至上主義の時代」を生き抜くためにはどうしたらいいの?その答えを求めて一気に読み終えた。

分かったのは、私たちは誰かに踊らされてるだけなんだということ。極端な話、みんながプチ整形して、世の中浜崎あゆみみたいなパッチリお目々だらけになったら、次は川原亜矢子みたいな日本人らしい一重まぶたが素敵ですときっと誰かが言い出すのだろう。そしたら今度は二重まぶたを一重になおすの?「ちょっと待って冷静に考えてみよう」「まどわされちゃいけない、自分の身体をもっと大切にしよう」と、この本を読んだら考えられるようになった。

ところで面白いのは、美しい者が勝ち組という現代の公式を「五体不満足」の乙武君にも当てはめて論じているところ。確かに同じ本をホーキング青山が書いたらあれだけ売れただろうか?(売れないだろうとホーキング青山自身が言っていたが)誰もが思っていても口には出さないのはなぜだろう?「肉体不平等」とは聞き慣れない言葉である。私たちの目前にあるのにこれまで認識されてこなかった(認めたくなかった?)現象に初めて命名したのが作者ではなかろうか。
ちなみに作者は、アザを持つジャーナリストとして注目されているが、この人自身写真で見る限りけっこうハンサムである。乙武君と同じで得してるのではと思わずつっこみを入れたくなった。

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まず、「肉体不平等」を考えるうえで乙武氏を取り上げて見せた著者の思いきりの良さに驚かされた。整形をオープンにする人が増えても、障害者の容姿を取り沙汰するのは未だに... 続きを読む
投稿日: 2003/8/21
お勧め!
... 続きを読む
投稿日: 2003/6/27 投稿者: "kayokon777-tky"
盲点
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投稿日: 2003/5/29 投稿者: 小谷野敦
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